「アンコンシャスバイアス研修」は、ザ・アカデミージャパンが提供するマインドセット起点の研修プログラムです。人は誰しも、無意識の思い込みや偏見を持っています。 アンコンシャスバイアスは、日々の判断やコミュニケーションだけでなく、採用・評価、職場の風土にも影響を及ぼします。 本研修では、アンコンシャスバイアスの基本を学び、自分自身の思い込みに気づくとともに、 より公正で多様な人材が活躍できる職場づくりに向けた実践ポイントを身につけます。

Unconscious Bias Training

アンコンシャスバイアス研修無意識の思い込みに
気づき、未来を変える

多様な人材が活躍できる職場を、一人ひとりの意識から。

アンコンシャスバイアスは誰にでもあります。
大切なのは、気づき、向き合い、行動を変えること。
職場の対話と学びが、公正で信頼しあえる組織文化をつくります。

問題なのは、バイアスがあることではなく、気づかないこと。

アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)とは、自分でも気づいていない、ものの見方や捉え方のゆがみ・偏りのこと。 過去の経験や習慣、周囲の環境からつくられた、いわば“自分特有の色メガネ”です。

「短時間勤務の社員は仕事より家庭が大切」「シニアはパソコンが苦手」「最近の若者は根性がない」。 悪気はありません。しかし、こうした無意識の思い込みは、採用・評価・登用の判断をゆがめ、 日々の小さな言動「マイクロビヘイビア」となって表に出ます。 そのうち、偏見がにじんで相手を傷つけるものは「マイクロアグレッション」と呼ばれ、知らぬ間に疎外感を生みます。

本研修は、バイアスを「なくす」ことを目指しません。なくせないからです。 目指すのは、自分のバイアスに気づき、判断と言動を修正できる状態(メタ認知)。ダイバーシティ推進と心理的安全性の、いちばん下の土台を整える研修です。

What is Unconscious Bias

アンコンシャスバイアスとは?

Definition / 定義

アンコンシャスバイアスとは…

自分でも気づいていない、ものの見方や捉え方のゆがみ・偏りのこと。 瞬間的・無意識的に生じる脳の認知で、過去の経験や習慣、周囲の環境からつくられた“自分特有の色メガネ”ともいえます。

重要なのは、バイアスが「脳の標準機能」だということです。人は1日に膨大な判断をこなすため、脳は過去の経験からパターンをつくり、考える前に結論を出そうとします[3][4]。この省エネの仕組みそのものは、生きるために欠かせません。

ただしその近道は、ときに判断を系統的にゆがめます。心理学者のグリーンワルドとバナージは、態度やステレオタイプが本人の自覚なしに働くことを理論化し[1]、これを測定する潜在連合テスト(IAT)には世界中で数百万人が参加しました[2]。結論はシンプルです。バイアスは、誰にでもある。

世の中には約150種類のバイアスがあるとされ、ニューロリーダーシップ・インスティテュートはそれらを5つのカテゴリー「SEEDS」に整理しています[5]

傾いた天秤 — 無意識のバイアスが判断を偏らせるイメージ

気づかないうちに、判断は傾いている。

S

Similarity

類似性

自分と似ている人をよい人と感じ、高く評価しがち

E

Expedience

好都合

最初の感覚を正しいと思い、都合のよい情報を集めがち

E

Experience

経験

自分の経験を過大評価し、未経験のことに納得しにくい

D

Distance

距離

時間的・空間的に近い人をよい人と感じがち

S

Safety

安全性

悪いことを想定し、脅威を避ける安全な選択をしがち

8 Common Biases at Work

職場に潜む、代表的な8つのバイアス

バイアスに「悪人の顔」はありません。むしろ、真面目に働く人の日常の中にこそ現れます。
採用面接で。評価会議で。何気ない雑談で。心当たりのある場面が、ひとつはあるはずです。

  • Confirmation Bias

    確証バイアス

    自分の仮説や第一印象に合う情報ばかりを集め、反証を無視してしまう傾向。

    「やっぱりあの人はミスが多い」。最初の印象に合う出来事だけが、記憶に残っていく。

  • Halo Effect

    ハロー効果

    学歴・所属・実績など目立つ一点に引きずられて、人物全体を高く(低く)評価してしまう傾向。

    「有名大学出身だから、この企画も筋がいいはずだ」と、中身を検討する前に評価が決まる。

  • Stereotyping

    ステレオタイプ

    属性(性別・年齢・国籍など)でひとくくりにし、個人を見ずに判断してしまう傾向。

    「女性は細やかだから事務に向いている」「シニアはITが苦手」。本人に聞く前に、決めつけている。

  • In-group Bias

    内集団バイアス

    自分と同じグループ(同期・同郷・同部署)のメンバーを、無意識にひいきしてしまう傾向。

    重要な仕事の相談が、いつも「気心の知れた仲間」の中だけで進んでいく。

  • Normalcy Bias

    正常性バイアス

    都合の悪い兆候を「大したことではない」と過小評価してしまう傾向。

    「うちの職場にハラスメントはない」。違和感のサインが、見えているのに見過ごされる。

  • Benevolent Bias

    慈悲的差別

    「善意」や「配慮」のつもりで、相手の機会を勝手に奪ってしまう傾向。

    「子育て中だから、出張のある案件は外してあげよう」。本人の意思は、確認しないまま。

  • Authority Bias

    権威バイアス

    役職や肩書きのある人の意見を、内容の吟味なしに正しいと感じてしまう傾向。

    部長の一言で会議の空気が決まり、現場の違和感は口に出されないまま終わる。

  • Conformity Bias

    集団同調性バイアス

    周囲の多数派に合わせることで、自分の判断を曲げてしまう傾向。

    本当は反対なのに、賛成が続くと「まあ、いいか」と手を挙げてしまう。

8つすべてに心当たりがなくても大丈夫です。ひとつでも「あるかも」と思えたなら、それが気づきの入口です。

Common Misconceptions

アンコンシャスバイアスのよくある誤解

「バイアス」という言葉には、どこか責められているような響きがあります。 だからこそ、研修の前に誤解を解いておくことが大切です。
バイアスは断罪の対象ではなく、扱い方を学ぶ対象です。

Misconception

バイアス=差別。悪意のある人だけが持っている

Truth

バイアスは脳の省エネ機能。悪意と関係なく、誰にでもある

Misconception

努力すれば、バイアスをゼロにできる

Truth

なくすことはできない。気づいて、判断と言動を修正することはできる

Misconception

自分は公平に見ているから、関係ない

Truth

「自分は公平だ」という認識こそ、最も気づきにくいバイアス(バイアスの盲点)

Misconception

知識として学べば、それで解決する

Truth

知識だけでは行動は変わらない。メタ認知と日々の言動の修正が本体

Challenges in the Workplace

職場でこんな課題を感じていませんか?

現場で起きがちな課題を、「なぜ起きるのか」「放置するとどうなるか」まで掘り下げてみます。
どれも、個人の資質ではなく、無意識のバイアスの構造から生まれている課題です。

  • 01

    若手からの提言に「これまでのやり方で問題ない」と反応してしまう

    なぜ起きる? — 経験則と既存のやり方への信頼が、新しい視点を遮ってしまう。

    放置すると — 若手のモチベーションが下がり、イノベーションの芽が摘まれる。

  • 02

    役員・上司の言うことには、まずは「YES」というべきだと思う

    なぜ起きる? — 上層部の固定観念と『反論しづらい空気』が同調圧力を生む。

    放置すると — 新しい提案が通らず、結局例年通りで進む組織風土が固定化する。

  • 03

    50代の一般社員は仕事へのモチベーションも能力も低いと思いがち

    なぜ起きる? — 年代に対するステレオタイプが、関わり方を画一的にしてしまう。

    放置すると — シニアの活力が活かされず、世代間の分断が深まる。

  • 04

    ベテラン管理職は研修を受けても自分のやり方を変えようとしない

    なぜ起きる? — 「変わる必要性は感じつつも行動が伴わない」状態が常態化している。

    放置すると — 組織全体の変化スピードが鈍化し、若手・中堅の意欲も削がれる。

  • 05

    ビッグプロジェクトのアサインは、結果的に男性を優先してきた

    なぜ起きる? — ジェンダーに関する無意識の偏見が、機会の不平等を生んでいる。

    放置すると — 優秀な女性人材の機会損失と、組織の多様性の毀損につながる。

  • 06

    女性との仕事は『何かにつけてセクハラ』と言われそうで面倒だと思う

    なぜ起きる? — 『触らぬ神に祟りなし』の回避行動が、対話と機会を奪っている。

    放置すると — 女性メンバーへの育成・登用機会が失われ、組織が硬直化する。

こうした課題に「意識を変えろ」と説いても、行動は変わりません。必要なのは、自分のバイアスに気づける仕組みと、修正できる具体的な技術です。
それを体験を通じて身につけるのが、アンコンシャスバイアス研修です。

Why It Matters Now

なぜ今、アンコンシャスバイアス研修が必要なのか?

内閣府の調査では、「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」という性別役割の思い込みに、男性の約半数が「そう思う」と回答しています[7]
バイアスは、特定の誰かの問題ではなく、社会全体にゆきわたっている前提です。企業がいま取り組むべき理由は、大きく4つあります。

  • D&I推進を「制度だけ」で終わらせないため

    育休制度や登用目標を整えても、日々の判断にバイアスが残れば施策は形骸化します。「制度はあるのに変わらない」の正体は、多くの場合ここにあります。アンコンシャスバイアスへの気づきは、D&I推進の土台工事です。

  • 採用・評価・登用の公正さを守るため

    「なんとなく合いそう」「前任も男性だったから」。選考や評価の場面ほど、バイアスは静かに働きます。評価会議で、声の大きい一言に場が引っ張られていく。人事なら一度は見覚えのある光景ではないでしょうか。判断の前に前提を点検する習慣が、採用の質と定着を下支えします。

  • ハラスメントと離職を、芽のうちに防ぐため

    悪気のないひと言や、ちょっとした態度。バイアスは「マイクロビヘイビア」と呼ばれる日常の小さな言動に現れます。一つひとつは小さくても、積み重なれば疎外感になり、ハラスメントや離職の温床になります。気づける人を増やすことが、何よりの予防になります。

  • 同質性の罠を破り、意思決定の質を上げるため

    似た者同士の会議は、速いけれど脆い。反対意見や異質な視点が「なんとなく」排除される組織は、環境変化への対応を誤ります。多様な視点が実際に意思決定へ反映されてはじめて、多様性は競争力になります。

Theoretical Background

アンコンシャスバイアスの理論背景

アンコンシャスバイアスは、流行のビジネス用語ではありません。70年におよぶ社会心理学・認知科学の研究の積み重ねの上にある概念です。源流をたどると、この研修が「意識改革の説教」ではなく「科学に基づく気づきのトレーニング」である理由が見えてきます。

  1. 1954Gordon W. Allport

    ゴードン・オールポート

    偏見・ステレオタイプ研究の古典『偏見の心理』[6]

    偏見は特殊な悪人の産物ではなく、人間の正常なカテゴリー化(分類)の働きから生まれる。現代のバイアス研究の出発点となる洞察を示しました。

  2. 1974Tversky & Kahneman

    トヴェルスキー & カーネマン

    ヒューリスティックとバイアスの研究[3]

    人の判断は「速い直感的思考」に頼るため、系統的な偏り(バイアス)を生むことを実証。のちにカーネマンはノーベル経済学賞を受賞し、この知見は『ファスト&スロー』として広く知られるようになりました。

  3. 1995Greenwald & Banaji

    グリーンワルド & バナージ

    「潜在的社会的認知」— アンコンシャスバイアス概念の確立[1]

    態度やステレオタイプが本人の自覚なしに(implicit に)働くことを理論化。今日「アンコンシャスバイアス」と呼ばれる概念の学術的な基礎を築きました。

  4. 1998Implicit Association Test

    IAT(潜在連合テスト)の開発

    無意識の偏見が「測定できる」ようになった[2]

    単語の分類にかかる反応時間の差から、自覚できない連想の強さを測るテストが開発され、世界中で数百万人が受検。バイアスが「誰にでもある」ことを大規模データが示しました。

  5. 2010sSEEDS Model & Corporate Training

    企業実務への展開

    GoogleをはじめD&I施策の中核へ[5]

    米国大手企業が全社研修として導入を進め、ニューロリーダーシップ・インスティテュートは約150種類のバイアスを5分類「SEEDS」に整理。学術知見が、採用・評価・会議運営の実務改善へと接続されました。

なぜ「気をつけよう」だけでは防げないのか — 速い思考と遅い思考

カーネマンは、人の思考を「速い思考(システム1:直感的・自動的)」と「遅い思考(システム2:論理的・意識的)」に分けて説明しました[4]。バイアスが生まれるのはシステム1の領域、つまり意識が働く前です。だから「差別はやめよう」という意識づけだけでは届きません。 本研修が、意識への説教ではなく「気づく体験」と「判断の前に一呼吸置く技術」にこだわるのは、この構造を踏まえているからです。

Our Framework

AJのアンコンシャスバイアス研修の全体像

本研修の本質は、「自己認知(メタ認知)」にあります。メタ認知とは、頭の中にもう一人の自分がいて、自分の思考を観察しコントロールする力のこと。 マインドフルネスやレジリエンスなど、近年の人材育成トレンドにも通底する文脈です。

ザ・アカデミージャパンの研修は、正解を配る講義ではなく、対話と内省の時間です。ワークの中で自分の思い込みにふと気づいたとき、会場には「あ、自分にもあった」という小さな苦笑いが生まれます。 受講者を責めずに、その空気が変わる瞬間をつくることを大切にしています。

自分のバイアスをメタ認知できる状態へ。研修は「知る → 気づく → 乗り越える」の3ステップで設計されています。

STEP 01

知る

存在と弊害を知る

動画や身近な事例を通じて、アンコンシャスバイアスが誰にでもある身近なものだと理解します。「差別の話」ではなく「脳の仕組みの話」から入るため、防衛反応が起きにくいのが特徴です。

STEP 02

気づく

自己のバイアスに気づく

SEEDSフレームとワークで、自分が陥りやすい思考のクセを言語化します。バイアスは日々の小さな言動「マイクロビヘイビア」に現れます。その解像度を上げていきます。

STEP 03

乗り越える

他者からのフィードバックを取り入れる

自分では気づけない盲点は、周囲からの指摘で見つけます。指摘されたら「気づかなかった、ごめんね」と受けとめ、「また教えてね、ありがとう」と返す。この関係のつくり方まで含めて練習するのが、本研修の特徴です。

AJの研修設計・4つの特徴

  • POINT 01

    「身近なもの」と体感的に理解

    動画・事例・ブレイクアウトセッションを通じて、アンコンシャスバイアスが誰にでもある身近なものだと自分ごと化します。

  • POINT 02

    SEEDSフレームで整理

    約150種類のバイアスを5つのカテゴリー「SEEDS」で整理し、自分が陥りやすい思考のクセに気づきます。

  • POINT 03

    マイクロビヘイビアに着目

    バイアスは日々の小さな言動(マイクロビヘイビア)に現れます。その言動に敏感になることを、乗り越える実践として学びます。

  • POINT 04

    D&I・ビロンギングの土台づくり

    制度や環境を活かすための「風土改革」として、多様な人材が自分らしさを発揮し躍動する組織の土台を整えます。

Expected Effects

アンコンシャスバイアス研修で期待できる6つの効果

  • 自分のバイアスをメタ認知できる

    「知る・気づく・他者FB」を通じて、自分の思考のクセを俯瞰し、「私はこう見ていた」と自己開示できるようになります。

  • 採用・評価・登用の公正性が高まる

    意思決定の前に前提を点検する「一呼吸」の習慣がつき、会議や1on1で意識的な問いを立てられるようになります。

  • マイクロビヘイビアが減る

    悪気のないひと言や態度に潜むバイアスを自覚し、言い換える行動が増えます。関係の質が変わり始めます。

  • チームで公正さを対話できる

    バイアスを個人攻撃ではなく共通課題として扱えるようになり、メンバー間で建設的な議論が生まれます。

  • 多様な意見が意思決定に届く

    同質性の罠に気づくことで、異質な視点が排除されにくくなり、会議とアイデアの質が上がります。

  • D&I施策が定着する

    制度や環境を活かす風土が育ち、心理的安全性やエンゲージメント向上の施策とも接続しやすくなります。

Target Audience

対象者・おすすめ企業

新入社員から経営層まで、階層を問わず実施できます。特に「人を判断する立場」の方に高い効果を発揮します。

管理職・リーダー層

評価・登用・日々の関わり方に潜むバイアスに気づき、公正なマネジメントの技術を習得する。

人事・採用担当

選考・配置・育成の意思決定プロセスからバイアスの影響を減らす視点を得る。

経営層・部門長

D&I推進を制度で終わらせない「リーダーのSelf-awareness」を磨く。

全社員・チーム単位

バイアスを共通言語にし、マイクロビヘイビアに互いに気づき合える風土をつくる。

Recommended Organizations

こんな企業様におすすめです

  • D&I・女性活躍推進の施策が「制度どまり」になっている企業
  • 採用・評価・登用の公正性を高めたい人事部門
  • 世代間・部門間の分断や、同質的な意思決定に課題を感じる組織
  • ハラスメント防止研修の「次の一手」を探している企業
  • 管理職のマネジメント刷新・意識変革に取り組む企業
  • 心理的安全性・エンゲージメント施策と連動させたい企業

Sample Program

研修プログラム例

実際の研修で使用している半日(3時間)版の進行です。半日〜1日、講演会形式まで、時間や対象に応じてカスタマイズできます。

第1部MODULE 01

アンコンシャスバイアスは身近なもの

  • アンコンシャスバイアスに気づく
  • アンコンシャスバイアスとそのメカニズム
  • アンコンシャスバイアスのチェック

多様な人材が働きやすい環境づくりの第1歩として、アンコンシャスバイアスに気づくことの重要性に触れ、学習テーマへの動機づけを行います。

第2部MODULE 02

自分の中に潜むアンコンシャスバイアスに気づく

  • 職場におけるメリットとデメリット
  • バイアスを探るヒント!5つのカテゴリーSEEDS
  • チャット:職場にありがちなバイアス

職場におけるメリットとデメリットを共有した後、バイアスを探る5つのカテゴリーSEEDSや職場にありがちなバイアス事例を共有するなかで、職場の中に潜むバイアスを言語化していきます。

第3部MODULE 03

バイアスを乗り越えるコミュニケーション

  • マイクロアグレッションに気づく
  • 周囲から指摘してもらう&相手の非言語を見逃さない
  • バイアスをやわらげる
  • 内面にある価値観に気づこう

マイクロアグレッションに気づくためのポイントと、自己防衛により形成されたバイアスを和らげるためのポイントを共有し、これからのコミュニケーションについて考えます。最後に学びを振り返り、チャットとQ&Aで締めくくります。

研修内で扱うワーク例

アンコンシャスバイアスのチェック

動画や身近な事例を通じて、自分の中のバイアスをチェックします。誰にでもあることに気づき、本テーマへの動機づけを行います。

個人15分

誰にでもバイアスがあることに気づく

チャット:職場にありがちなバイアス

職場で経験したバイアスの事例をチャットやグループで持ち寄り、SEEDSの5分類を手がかりに言語化していきます。

全体/グループ30分

バイアスを『個人攻撃』ではなく『共通課題』として扱える

フィードバックのもらい方:ごめんねとありがとう

何気ない言動を周囲から指摘してもらい、「気づかなかった、ごめんね」と受けとめ、「また教えてね、ありがとう」と返す練習をします。

ペア30分

指摘し合える関係のつくり方を体得する

Program Overview

実施概要

PURPOSE / 研修の目的

多様な人材がイキイキと活躍できる職場づくりのために、アンコンシャスバイアスに気づき、乗り越える。

対象
全社員・管理職・人事担当者(新入社員〜経営層まで階層別にカスタマイズ可)
形式
対面 / オンライン / ハイブリッド / 講演会
研修時間
半日(3時間)〜1日(目的に応じて設計)
推奨人数
定員20〜30名(30名以上の大人数・複数回開催・講演会形式もご相談ください)
料金目安
内容・時間・人数に応じてお見積り
対応範囲
全国対応(対面/オンライン/ハイブリッド/講演会)
前提条件
特になし(階層・職種を問わず参加可)

NOT COVERED / 扱わないこと

  • 心理療法
  • 診断結果の個別カウンセリング
  • 法令・コンプライアンス専門研修

※研修内容・時間はご要望に応じてカスタマイズ可能です。お見積り・ご相談は無料で承ります。

Recommended Books

参考書籍

「速い思考」がバイアスを生む仕組みを解き明かした世界的名著

ファスト&スロー — あなたの意思はどのように決まるか?(上・下)

著者:ダニエル・カーネマン
出版社:早川書房(2014)

書籍の詳細を見る

IAT研究の第一人者たちによる「善良な人に潜むバイアス」の科学

心の中のブラインド・スポット — 善良な人々に潜む非意識のバイアス

著者:M・R・バナージ/A・G・グリーンワルド
出版社:北大路書房(2015)

書籍の詳細を見る

日本の職場文脈でマネジメント視点から解説した実用書

「アンコンシャス・バイアス」マネジメント — 最高のリーダーは自分を信じない

著者:守屋 智敬
出版社:かんき出版(2019)

書籍の詳細を見る

バイアスが社会に与える影響を実証研究で描いた話題作

無意識のバイアス — 人はなぜ人種差別をするのか

著者:ジェニファー・エバーハート
出版社:明石書店(2020)

書籍の詳細を見る

Frequently Asked Questions

よくあるご質問

Qアンコンシャスバイアス研修の対象となる社員はどの層ですか?
新入社員〜経営層まで対応可能です。階層に応じて事例・ワーク内容を調整します。特にリーダー層・人事担当・採用担当への効果が高いプログラムです。
Qオンラインでの実施は可能ですか?
はい。IAT体験・グループワーク・マイクロビヘイビアのロールプレイともオンラインでも遜色なく実施できる設計です。
Qアンコンシャスバイアスとは、意識改革研修とどう違うのですか?
意識改革研修は『あるべき姿』を伝えがちですが、本研修は『無意識の自分』に気づかせ、メタ認知できる状態を目指す点が本質的に異なります。説教ではなく体験と発見の時間です。
Q経営層・マネジメント層の反発が心配です。抵抗感が出にくい工夫はありますか?
「あなたのバイアス」と指摘するのではなく、「誰にでもあるもの」として扱う動画・事例から入るため、抵抗感が出にくい構成です。経営層には『リーダーのSelf-awareness』というフレームでお伝えします。
QDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)との関係性は?
DE&I推進の最大の阻害要因がアンコンシャスバイアスです。制度や環境を整えてもバイアスが残れば施策は形骸化します。本研修はDE&I推進の『土台』を整えるプログラムです。
Q社員が「自分は差別なんてしていない」と反発しないか心配です。
「差別」ではなく「無意識の思い込み」「マイクロビヘイビア」というフレームで扱うため、防衛反応が出にくい設計です。動画やワークで自分の中のバイアスに自然と気づく流れを作ります。
Qハラスメント研修とどう違いますか?
ハラスメント研修が『禁止事項』中心なのに対し、本研修は『気づき・行動変容』を主眼にしています。併用推奨です。
Q効果測定はできますか?
受講前後のアンケート設計、行動変容の振り返り、3ヶ月後フォローなど目的に応じてご提案します。

Program Supervisor

研修監修・開発

株式会社ザ・アカデミージャパン

監修・研修開発

株式会社ザ・アカデミージャパン

マインドセット研修を強みとする、人材育成・組織開発のコンサルティング会社

ザ・アカデミージャパンは、マインドセット系の研修を強みとし、心理的安全性研修・レジリエンス研修・ジョブクラフティング研修など、時代に求められるトレンドテーマをいち早く研修化しています。

本記事は、グリーンワルド&バナージの潜在的社会的認知研究、カーネマンの二重過程理論、ニューロリーダーシップ・インスティテュートのSEEDSモデルなど、アンコンシャスバイアスに関する代表的な研究知見と、現場での研修実施の経験をもとに編集・執筆しました。

参考文献・外部ソース

  1. Greenwald, A. G., & Banaji, M. R. (1995) Implicit Social Cognition: Attitudes, Self-Esteem, and Stereotypes. Psychological Review, 102(1), 4-27.(潜在的社会的認知=アンコンシャスバイアス概念の基礎)
  2. Greenwald, A. G., McGhee, D. E., & Schwartz, J. L. K. (1998) Measuring Individual Differences in Implicit Cognition: The Implicit Association Test. Journal of Personality and Social Psychology, 74(6), 1464-1480.(IATの原論文)
  3. Tversky, A., & Kahneman, D. (1974) Judgment under Uncertainty: Heuristics and Biases. Science, 185(4157), 1124-1131.
  4. Kahneman, D. (2011) Thinking, Fast and Slow. Farrar, Straus and Giroux.(邦訳『ファスト&スロー』早川書房)
  5. Lieberman, M. D., Rock, D., & Cox, C. L. (2014) Breaking Bias. NeuroLeadership Journal, Volume 5.(SEEDSモデルの出典)
  6. Allport, G. W. (1954) The Nature of Prejudice. Addison-Wesley.(邦訳『偏見の心理』培風館)
  7. 内閣府男女共同参画局(2022) 令和4年度「性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)」に関する調査研究

Take the next step

気づく力を、組織の標準装備に。

資料では、半日版カリキュラムのほか、SEEDSの5分類やフィードバックのもらい方などの参考コンテンツをご覧いただけます。 研修内容や進め方は、貴社の課題・階層に合わせてカスタマイズ可能です。まずはお気軽にご相談ください。