Work With は、株式会社ザ・アカデミージャパンが掲げる「職場に親友をつくる」コンセプト。 知人・友人・親友の関係性比較、職場で親友が生まれる条件、Gallup・KPMG等の調査データ、 研修・組織開発との接続を紹介しています。

Work With ― 職場に親友を

Work With ― 職場に親友を

Our Manifesto

事には、挑戦があります。
そして挑戦には、
困難がつきものです。

困難を乗り越え、
誰かへの貢献を実感する。

そのプロセスの中で、仲間が生まれ、やがて親友が生まれる。

私たちは、そんな関係が自然と育まれる職場こそ、人が仕事に熱中できる場所だと考えています。

Work With とは、
挑戦し、困難を乗り越える中で、
職場に親友が生まれる文化をつくること。

それが私たちの目指す、
新しい職場の姿です。

The Academy Japan

Feature ― Chapter One

組織のリアルと
めざす世界観

The Current Reality and Desired Vision of the Organization

CONTROL ― 統制が強まる職場
I.

薄れる職場の誇り

エンゲージメント施策の進化と、失われつつある職場への誇り

近年、日本企業でもエンゲージメントの重要性が広く認識され、多くの企業でさまざまな取り組みが進められるようになりました。たとえば、

  • MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やパーパスの刷新
  • 福利厚生の充実
  • エンゲージメントサーベイの導入と改善施策
  • 1on1ミーティングの導入
  • キャリアパスやジョブ型制度の導入
  • 柔軟な働き方の推進

こうした取り組みは、働く人が会社や仕事に誇りや愛着を感じられる環境を整えるうえで、確かな前進だといえます。その多くは欧米企業で発展してきた考え方を参考に、日本企業でも広く取り入れられてきました。それ自体は、働き方を見直すうえで大切な変化だったと思います。

しかし一方で、私たちはある違和感を感じています。それは、日本の職場が本来持っていた良さが、十分に活かされていないのではないかということです。

かつて日本の職場には、
「このチームで働けてよかった」
「この仲間と一緒に仕事ができてよかった」
そんな感覚が、特別に言葉にしなくても自然と存在していました。

困っている人がいれば自然と手を差し伸べる。誰かの挑戦を、仲間として応援する。困難な仕事を、チームで知恵を出し合いながら乗り越える。そうした経験の積み重ねが、職場への誇りや愛着を育てていました。

しかし今、その感覚は少しずつ薄れつつあります。会社の理念は語られる。個人のキャリアも語られる。けれど、「この職場が好きだ」と語られる機会は、以前より少なくなっているのではないでしょうか。

II.

人間関係の壁

現場の実情と、見えない壁

これまで日本企業を支えてきたのは、現場の力でした。現場で起きている問題を自分ごととして受け止め、チームで知恵を出し合いながら乗り越えていく。そうした積み重ねが、日本企業の強さをつくってきました。

その現場力の中心にいたのが、管理職です。しかし今、その管理職を取り巻く環境は大きく変わっています。プレイヤーとしての成果を求められながら、マネジメントの責任も担い、さらに上層部からはさまざまな方針が降りてくる。エンゲージメント施策、働き方改革、コンプライアンス対応など、組織として取り組むべきテーマは増え続けています。

一方で、強い指示や働きかけはハラスメントと受け取られる可能性もあり、メンバーとの距離感にも慎重にならざるを得ません。業務を分担したくても、「これを頼んでいいのだろうか」と迷ってしまう。結果として、多くの管理職が、自分の時間を削りながらなんとか現場を回しているのが実情です。

「管理職って、もはや罰ゲームじゃないですか」
「スーパーマンじゃないとできない」
―― 若手社員の声

本来、管理職はチームを支え、挑戦を後押しする存在のはずです。しかし今は、責任ばかりが増え、孤立してしまうポジションになりつつあります。

でも本当は、
困っているなら助けてほしい。
困っているなら助けたい。

そんな言葉が自然に行き交う職場なら、多くのことはもっとシンプルに解決できるはずです。

ところが現実には、管理職は遠慮し、メンバーは距離を取る。誰が悪いわけでもありません。ただ、そうせざるを得ない空気や仕組みが、いつのまにか職場に染みついてしまっているのです。

その結果、本音を出せないまま、日々の仕事が進んでいく。日本企業の強さだったはずの現場力に、いま目に見えない綻びが生まれはじめている気がします。

FRAGILE ― 壊れやすい人間関係
HARMONY ― 調和した職場
III.

めざす世界観

働く人の前提を、いまアップデートする

― 働く人の前提が変わる

私たちは、働く人の価値を「市場価値」で測る時代から、「人生価値」を大切にする時代へ、前提をアップデートしたいと考えています。

働く時間は、人生の中でも大きな割合を占める時間です。その時間の中で、どんな挑戦をし、どんな困難を乗り越え、誰と出会い、誰に貢献してきたのか。そうした経験の積み重ねこそ、人生の価値を形づくるものではないでしょうか。

私たちは、仕事を単なる役割や成果だけで捉えるのではなく、挑戦や困難、そして誰かへの貢献を通じて人が社会へ調和していく体験として捉え直したいと考えています。

― 職場の文化に人間らしさや関係性の豊かさが加わる

そのために私たちは、職場の文化を次のように捉え直します。ただし、これまでの考え方が間違っていたというわけではありません。役割や機能、成果を大切にしてきたからこそ、多くの企業は成長してきました。

私たちが目指しているのは、それらを否定することではなく、そこに人間らしさや関係性の豊かさを加えていくことです。

The Vision

これまでの捉え方に、新しい視点を加える

From
+ To
個 人
チーム
役 割
機 能
人間味
仲 間
関係性
結 果
知 人
成 果
親 友
貢 献

職場は、単なる役割の集合ではなく、人が人として関わり合う場所です。共に挑戦し、困難を乗り越え、誰かに貢献する経験が重なったとき、そこには自然と仲間や親友が生まれ、人は仕事に熱中していきます。

そうした時間の積み重ねこそが、働くことの意味を豊かにし、人生の価値を形づくっていく。私たちは「Work With ― 職場に親友を」を掲げ、挑戦を通じて人と組織が熱中する職場づくりを支援していきます。

Feature ― Chapter Two

職場の親友とその効果とは

The Impact of Having a Best Friend at Work

親友とは、どんな関係を指すのでしょうか?そして、そんな親友が職場にいると、何が変わるのでしょうか?

関係性の定義とその効果の両面から、職場における親友の本質について考えていきます。

I.

親友の定義を考える

「職場に親友がいたら、ただの仲良しクラブになってしまうのでは?」そんな疑問の声を聞くことがあります。

たしかに、「同調圧力が強まり本音が言いづらくなる」「内輪ノリが強くなり新しい人が入りにくくなる」「人間関係が優先されて仕事の質が落ちる」――こうした懸念はごもっともです。

だからこそ、まずは「親友とはどんな関係なのか」を丁寧に整理したいと思います。

私たちの人間関係には、大きく分けると知人・友人・親友というグラデーションがあります。この違いを整理してみると、親友は単に気が合う相手ではなく、本音で向き合える信頼の深さがある関係だと分かります。

関係性知人友人親友
特徴業務連絡などのやりとりができる気が合う・価値観が近い本音・弱さをさらけ出せる
会話の質会話(情報交換・近況報告)対話(感情共有)議論(本音のぶつかり合い)
共有体験仕事上の接点趣味・経験の共有困難・挑戦の共有
関係性の維持状況次第で疎遠に共通点が続けば続く環境が変わっても続く
目的距離感の維持相互理解相互貢献・成長

こうして見ると、親友の関係は偶然できるものではなく、共に挑戦し、困難を乗り越える中で育まれる関係だと気づかされます。

同じ目標に向かって挑戦する。困難な状況を共に乗り越える。その過程で、喜びや悔しさも分かち合う。こうした体験が日常的に生まれる場所は、実はそれほど多くはありません。

もしかすると、学生時代の部活動やスポーツチームで、似たような関係を経験したことを思い出す人もいるかもしれません。同じ目標に向かって努力し、苦しい練習を乗り越え、試合の結果に一喜一憂する。その時間の中で、仲間への信頼が深まり、気づけば「親友」と呼べる関係が生まれていた――そうした経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

そう考えると、むしろ職場こそが、親友が生まれる可能性を秘めた場所なのかもしれません。

それでも職場で親友が生まれにくい背景には、「職場は親友をつくる場所ではない」という無意識の思い込みや、成果や役割でしか信頼が得られない構造が影響しているのかもしれません。

II.

親友の効果を考える

では、職場に親友がいると実際に何が変わるのでしょうか。海外の研究でも、職場の友情がエンゲージメントや生産性に大きな影響を与えることが分かっています。

Research

Gallup社の調査(2018, 2022)

米国の世論調査会社Gallupによる大規模な調査では、「職場に親友がいる人は、そうでない人に比べてエンゲージメントが7倍高い」という結果が出ています。

特にGallupのエンゲージメント調査の中でも、「職場に親友がいる」という質問は、以下の要素と深く関連しているとされています。

信頼

互いを頼れる存在として認識できる

チームワーク

互いの強みを認め合い協働できる

忠誠心

親友と働くことで自発的な努力が生まれる

さらに職場に友情があることで、次のような効果も確認されています。

幸福感向上

ストレス軽減やリラックス効果

生産性向上

57%の社員が「職場の友人が創造性や生産性を高める」と回答(イギリス調査)

協働性向上

アイデアの共有や合意形成がしやすくなる

離職率低下

友人が6人以上いる社員の66%が「会社が好き」と回答(友人ゼロの社員は24%)

安全性向上

心理的安全性・身体的安全性が高まる

Research

KPMGの調査(2024)

働き方の変化を受けて行われたKPMGの調査でも、職場の友情がレジリエンスや所属感の向上につながることが示されています。

81%

職場の友人は非常に重要

81%

職場の友人はメンタルヘルスに良い影響

43%

親友は他の関係より大きな影響

84%

会社は個人的なつながりを促進すべき

83%

友情文化は離職の判断に影響

これらの結果から、職場の友情や親友の存在は、個人の幸福感だけでなく、エンゲージメントや協働性、さらには組織の生産性にも大きな影響を与えることが分かります。

職場に親友がいることは、甘えではなく、組織の強みになります。

私たちは、挑戦し、共に困難を乗り越える中で、職場に親友が生まれるカルチャーをつくるサポートをしています。

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