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コラム

なぜアンコンシャスバイアスなのか!?

AJ編集部2025/04/22
なぜアンコンシャスバイアスなのか!?

変化の激しい時代、多様な価値観や背景を持つ人材が集まり、それぞれの強みを活かして働くことが、組織の成長と持続的なイノベーションの鍵となっています。

しかし、その前提となるダイバーシティ&インクルージョンの推進には、目に見えない障壁が存在します。それが、誰もが無意識のうちに抱えているアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)です。

このバイアスに気づかずにいると、意思決定やコミュニケーションの場面で偏った判断が生まれ、多様性が活かされず、イノベーションの芽が摘まれてしまうことも。だからこそ、まずは自身のアンコンシャスバイアスに気づき、組織としてその影響に向き合うことが、次の一歩につながるのです。


ダイバーシティの観点

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が組織内で放置されることは、結果として一人ひとりの社員が持つ可能性を狭めてしまい、適正な人材育成や活用の妨げともなります。今、特に日本では女性の管理職率の低さなど女性活躍の推進においてはアンコンシャス・バイアスの問題が指摘されていますが、問題はそれだけにとどまりません。
今後いっそう必要となる人口減少に伴う労働力不足によるシニア人材の活用、グローバル化による多国籍人材の活用においても、アンコンシャス・バイアスが、組織と個人へネガティブな影響をもたらしていることが分かっています。

イノベーションの観点

今、私たちは18世紀後半から19世紀前半にかけて世界の一部の国が工業化への歩みをはじめたとき以来の大きな変化を経験していると言われています。そして、この時期のイギリスで始まった産業革命は、仕事のあり方-いつ、どこで、なにを、どのように行うか-を根底から変えたとされています。厚生労働省が推進する「働き方改革」や国連で採決されたビジネス新指針「SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」など私たちを待ち受ける荒波も、それと同じくらい途方もなく大きな変化をもたらすことは想定でき、イノベーションなくして社員と企業は生き残ることが容易ではありません。この大きな変化を目の前にして、過去の経験や習慣、企業文化や組織風土から身についたアンコンシャス・バイアスは、イノベーションを生み出す妨げとなる可能性が高く、特に人材の配置や評価において権限を持つマネジメント層や人事決済者がアンコンシャス・バイアスを持つことは、企業の将来性(イノベーション)を限定してしまう可能性があります。

多様な人材が活躍し、新しい価値を生み出し続ける組織をつくるためには、まず私たち自身が無意識の偏見に気づき、向き合うことが欠かせません。

アンコンシャスバイアスは誰もが持っているものですが、それを意識化し適切に対処することで、多様性を尊重する職場風土が育まれ、イノベーションを生み出す土壌が整っていきます。

変化の激しい時代だからこそ、多様な価値観と可能性を受け入れ、ともに未来を創っていく。そのための第一歩として、アンコンシャスバイアスへの理解を深める取り組みが、いま多くの企業で求められているのです。

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AJ編集部

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