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PATTERN

— Training Pattern

キャリアの不確実性を「前向きに活かす力」へ

レジリエンスを起点に、若手社員のキャリア観と行動を変えた実践型研修

本研修では、を「ストレス耐性」ではなく、キャリアを主体的に切り拓くための“思考と行動のOS”として再定義し、キャリア形成と接続した実践型プログラムとして設計した。

Challenge

背景・課題

本企業では、入社1〜3年目の若手社員に対し、キャリア形成を支援する取り組みを強化していた。 一方で、若手社員の状態には以下のような傾向が見られていた。

  • 入社1年目は、「自分で何かをやりたい」という意欲は高いものの、キャリアの捉え方が理想先行で、変化や不確実性に対する耐性が十分ではない。
  • 入社2〜3年目は、業務経験を積む中で、現実とのギャップや迷いが生じやすく、キャリアに対する主体性が揺らぎやすい。

また、組織としても、優秀なプレイヤーが管理職を担うケースが多く、部下のキャリア支援や内省を促す関わりが十分に機能しているとは言えない状況にあった。 こうした背景から、単なる「折れない心」を鍛えるレジリエンスではなく、 ・キャリアの不確実性や変化を前向きに捉える力 ・自己理解を深め、自分なりの軸を持つ力 ・周囲との関係性を活かしながら前に進む力 を育むことを目的とした研修が求められていた。

Overview

施策概要

研修テーマ
レジリエンス研修
対象層・人数
入社1年目 約20名/入社2〜3年目 約28名
実施形態
集合型研修(グループワーク中心)
実施時間・回数
1日/約7時間

Features

施策の特徴

01

キャリアの捉え方のアップデート

の考え方を取り入れ、「計画通りに進めるキャリア」ではなく、「変化を活かしながら形成されるキャリア」という前提へと認識を転換。

自分の過去の経験を振り返る「逆境グラフ」を用いながら、点と点が繋がるキャリアの意味づけを行った。

02

自己理解の深化(強み・価値観・サポーター)

ワークショップを通じて、

  • 自身の強み(自己認識 × 他者認識)
  • 価値観や内発的動機
  • 自分を支えるサポーターの存在

を可視化し、「自分は何を大切にし、どのように価値を発揮していくのか」を言語化。 単なる内省に留まらず、周囲との関係性の中で自分を捉え直す設計とした。

03

レジリエンスの実践スキル習得

などを活用し、落ち込んだ状態から「考え、行動できる状態」へ移行するプロセスを具体化。

さらに、を取り入れ、自分の状態を整えるだけでなく、周囲を巻き込みながら前に進む行動につなげた。 また、研修後はメルマガによる継続フォローを実施し、学びの定着と実践を支援した。

Results

成果(研修後アンケートより)

01

高い満足度・理解度

  • 研修満足度は約85%が「満足以上」と回答
  • 内容理解は100%が「理解できた」と回答し、納得感の高い学習体験となった
02

キャリアと実務への接続

  • 約80%の受講者が「業務や将来のキャリアに役立つ」と回答
  • レジリエンスを単なる理論ではなく、日常業務に活かせる実践知として捉えられていることが確認された
03

自己理解と内省の促進

  • 自分では気づいていなかった強みに気づけた
  • 価値観が明確になった
04

関係性の再認識と行動変容の兆し

  • 支えてくれる人の存在を再認識できた
  • アサーティブな関わりを意識したい
05

継続的なキャリア支援ニーズの顕在化

  • 定期的なキャリア面談
  • メンターや第三者との対話機会
  • 振り返りや再学習の機会

これにより、本研修が単発の学習機会にとどまらず、継続的なキャリア支援施策への起点となったことが示唆される。

Conclusion

まとめ

本研修は、レジリエンスを起点に、若手社員がキャリアの不確実性を前向きに捉え、自分の軸で行動していくための土台を形成した。 また、自己理解・関係性・行動の3側面に働きかけることで、個人の変化にとどまらず、組織としてのキャリア支援のあり方を見直す契機にもなっている。 今後は、面談やフォロー施策と接続しながら、継続的な内省と行動を支える仕組みづくりが期待される。 さらに本取り組みは、翌年度において、入社2年目向けに「ジョブクラフティング(仕事の再定義)」研修へと展開された。 レジリエンス研修で培った自己理解や価値観を土台に、日々の業務に対する意味づけや関わり方を見直し、「与えられた仕事をどのように自分の仕事へと再定義するか」を探求する設計とすることで、キャリアを“考える”だけでなく“実践する”フェーズへと接続している。

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