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PATTERN

— Training Pattern

既存の1on1を活用し、研修後の行動変容までを設計

200名規模のオンライン研修で“定着する人材育成”を実現

研修を実施しても、現場での行動変容につながらない。一方で、研修回数を増やすことは難しく、施策の効果も見えづらい。こうした課題に対し、本事例では既存のを活用しながら、研修後の行動変容までを見据えた人材育成施策を設計・実施しました。

Challenge

背景・課題

対象となる入社4年目社員においては、以下のような課題が見られていました。

  • 主体性や対人影響力の発揮にばらつきがある
  • キャリアビジョンが明確でない層が一定数存在する
  • [[1on1制度]]はあるが、育成施策と十分に連動していない
  • 研修回数を増やすことが難しい

制度や機会は存在しているものの、それらが十分に機能していないという構造的な課題が背景にありました。

Overview

施策概要

対象
入社4年目社員 約200名
形式
オンライン(1日)
講師体制
2名(メイン・サブ)+運営サポート1名
テーマ
対人影響力/自律的キャリア

Features

施策の特徴

01

既存の1on1を活用した行動定着設計

本施策の中核は、研修で終わらせないための設計にあります。

なぜ必要だったのか?

研修単体では、気づきが得られても実際の行動変容にはつながりにくい。一方で、すでには存在していましたが、育成施策との接続は十分ではありませんでした。そこで、既存の1on1を起点に、研修と現場をつなぐ設計を行いました。

どのように設計したか?

研修と上司との対話を切り離さず、一連の流れとして接続しています。

  • 事前:上長からの期待役割の共有
  • 研修内:自身の成長課題と行動目標の明確化
  • 研修後:1on1を通じた振り返りと実践支援
  • 上司向け:対話を支援するガイド(問い集)の提供

これにより、研修での気づきが一過性で終わらず、現場での対話と実践に繋がる仕組みを構築しました。

02

成長を可視化する仕組み

行動変容を支援するだけでなく、その変化を捉える仕組みも設計しています。

なぜ可視化が必要か?

育成施策は効果が見えづらく、やりっぱなしになりがちです。そのため、変化を定量・定性の両面から把握できる設計としました。

どのように可視化したか?

  • 定量:成長スコアによる変化の把握
  • 定性:本人および上司のコメント
  • 成長観察シートの活用

これにより、変化したかどうかだけでなく、どのように変化したのかを具体的に捉えることが可能になります。

分析による示唆

アンケート分析では、「役割認識」と「行動意欲」に強い相関が見られました。役割を理解している層ほど、行動に取り組む意欲が高く、行動変容の起点として役割認識が重要であることが示唆されています。

03

200名を2名で運営する大規模オンライン設計

本施策では、約200名を対象とした研修を、講師2名体制で実施しています。

  • 講師:メイン・サブの2名体制
  • サポートスタッフ:1名
  • ブレイクアウト:1グループ約5名

大規模でありながら、グループワークや対話の機会を確保することで、一人ひとりの内省を深める設計としました。規模と質の両立を実現している点も、本施策の特徴の一つです。

Materials

プログラムの全体像と活用ツール

研修プログラム全体像

研修プログラム全体像

事前〜研修内〜研修後の接続設計図

1on1対話を支援する問い集

1on1対話を支援する問い集

上司が現場で活用できる問いのガイド

成長観察シート

成長観察シート

キャリアビジョン・行動目標・スキル成長を可視化する効果測定フォーマット

Results

成果(研修後アンケートより)

研修後アンケートでは、多くの受講者が「設定した行動に取り組みたい」と回答しており、行動変容への意欲が確認されました。

また、自由記述では以下のような声が見られました。

  • 自身のキャリアや将来像を具体的に考えるきっかけになった
  • 他者との対話を通じて新たな視点を得ることができた
  • 自分の強みや課題を客観的に整理できた

さらに分析では、役割認識の理解度が高いほど行動意欲も高い傾向が見られ、行動変容の起点としての重要性が確認されています。

Conclusion

まとめ

本施策では、研修単体ではなく、既存のと組み合わせることで、行動変容までを見据えた人材育成を実現しました。また、成長を定量・定性の両面から可視化することで、育成施策の効果を検証可能な形で設計しています。「研修で終わらせない」ための設計と、既存制度の活用により、再現性のある人材育成のモデルケースとなりました。

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