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心理的安全性の測り方・エドモンドソンの尺度と7つの質問

AJ編集部2025/04/15
心理的安全性の測り方・エドモンドソンの尺度と7つの質問
心理的安全性は、雰囲気で語るものではなく「測れる」ものです。本記事では、心理的安全性研究の第一人者エイミー・エドモンドソン教授の「7つの質問」による尺度と、結果を左右する最大の要因について解説します。

成果を上げ続けるチームの共通点

近年、成果を上げ続ける強いチームには、ある共通点があることがわかってきました。それは「心理的安全性が高いこと」です。心理的安全性とは、誰もが安心して意見を述べたり、失敗を恐れず挑戦できる空気がある状態のことを言います。

しかし、「心理的安全性が大事」と分かっていても、職場の状態をどう測ればいいのか、実際にどうすれば高まるのか、具体策に悩む方も多いのではないでしょうか。

心理的安全性の測り方──エドモンドソンの「7つの質問」

そこで参考になるのが、心理的安全性研究の第一人者、ハーバード・ビジネス・スクールのエイミー・エドモンドソン教授による尺度です。1999年の論文に、7つの質問項目による尺度が掲載されています。

  1. If you make a mistake on this team, it is often held against you.
    ⇒ もしあなたがこのチームでミスをしたら、批難されることが多い。
  2. Members of this team are able to bring up problems and tough issues.
    ⇒ このチームのメンバー達は、困難な課題も提起することができる。
  3. People on this team sometimes reject others for being different.
    ⇒ このチームの人たちは、異質なモノを排除する時がある。
  4. It is safe to take a risk on this team.
    ⇒ このチームなら、安心してリスクを取ることができる。
  5. It is difficult to ask other members of this team for help.
    ⇒ このチームのメンバーに対して、助けは求めにくい。
  6. No one on this team would deliberately act in a way that undermines my efforts.
    ⇒ このチームには私の成果をわざと無下にするような仕事する人は誰もいない。
  7. Working with members of this team, my unique skills and talents are valued and utilized.
    ⇒ このチームのメンバーと仕事をする中で、私個人のスキルと才能は、尊重され役に立っている。

①③⑤は「当てはまるほど心理的安全性が低い」逆転項目です。チームで匿名アンケートを取り、この7問に答えてもらうだけでも、自分たちの現在地がかなり見えてきます。

結果を大きく左右するのは、リーダーの存在

この7つの質問からも分かるように、チームの心理的安全性を高めるにはリーダー(管理職)の影響力が非常に大きく、あるデータによれば、リーダーの存在はチーム風土に約50〜70%の影響を与えると言われています。

実際に、心理的安全性を高める工夫として、次のようなことを実践しているリーダーもいます。

  • 毎週、自由に意見を言い合える場を設けている
  • 適宜こちらから話しかけて、話しやすい雰囲気をつくっている
  • 食事や休憩をなるべく一緒にとり、コミュニケーションを図っている
  • メンバー間のコミュニケーションをとる機会を増やしている
  • 部下からの発言を先に聞き、発言を遮らないようにしている

小手先の工夫だけでは、数字は変わらない

もちろん、こうした工夫の実践も大切です。ただ、それ以前に、リーダー自身が他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、自然体の自分をさらけ出し、常にオープンでフラットな姿勢であることが、チームの心理的安全性を高めるうえで決定的に重要です。

表面上はそう見せないようにしていても、腹の中では自分の肩書や実績、プライドや弱み(羞恥心や劣等感)を守る自己防衛心が強くなりすぎているリーダーが、小手先の工夫をどれだけ実践しても、チームの心理的安全性は高まりません。「上司が部下を理解するには3年、部下が上司を見極めるのは3日」という言葉のとおり、ただ空回りするだけです。

心理的安全性の高いチームをつくるには、リーダーの在り方と、日々の小さな行動の積み重ねが欠かせません。

測ったら、次は「高める」番

尺度で現在地が見えたら、次は高める番です。具体的な考え方と手順は、コラム「心理的安全性とは?“号令”では高まらない理由と高め方・つくり方」で詳しく解説しています。

また、自社のチームで心理的安全性をもっと高めたい、実践的な方法を知りたいという方は、ザ・アカデミージャパンの心理的安全性研修もご覧ください。エドモンドソン教授の7つの尺度はもちろん、心理的安全性を高める実践的な手法や、現場で取り入れやすいワークもご紹介しています。

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AJ編集部

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