VUCAの時代(不安定で不確実性が高く複雑で曖昧)では、未来を予測することが非常に困難な状況のなかで、変化への適応を求められるため、リーダーが自分の根源を大切にしながら判断することが重要となります。

オーセンティックリーダーシップ研修
VUCA時代リーダーシップの新たなカタチ、
自分らしさを活かすリーダーへ
知識やスキルの習得だけで終わらせず、自己理解・誠実な対話・一貫性ある行動を通じて、
自分らしいリーダーシップで、チームと共に成果を創り出します。

自分らしさが軸になる
価値観を軸にし、ブレないリーダーへ。

信頼で人が動く
誠実な対話で信頼関係を築き、影響力を高める。

主体性を引き出す
指示ではなく、メンバーの自走を促す。

心理的安全性が高まる
弱さを見せ合い率直なチームをつくる。

パーパスで惹きつける
存在意義を掲げ、人とチームを束ねる。
"自分らしさ"を強みに、変化に強い組織を導くリーダーへ
社会全体の変化スピードが加速し、イノベーションの促進、多様性の受容、リモートワークの拡大、そして若い世代の仕事観・会社観の変化など、組織を取り巻く環境はかつてないほど複雑化しています。こうした中、従来型のマネジメントスタイルだけでは、組織をまとめ、成果を上げ続けることが難しくなり、多くの企業で「リーダーシップのあり方」そのものを見直す動きが加速しています。
その中で、いま注目されているのが「オーセンティックリーダーシップ」という考え方です。オーセンティックリーダーシップとは、自分自身の価値観や信念に根ざした「本物のリーダーシップ」を発揮し、メンバーとの信頼関係を築きながら組織を導くスタイルです。
本研修では、オーセンティックリーダーシップの基本を学びながら、
- 自己理解を深め、自分らしいリーダーシップを磨く
- 信頼関係を軸にしたマネジメントスキルを高める
- 変化に強い、しなやかな組織づくりをリードする
ための考え方と実践方法を、体系的に身につけていきます。
これからの時代に求められる、新しいマネジメントスタイルを身につけたい方に最適なプログラムです。

What is Authentic Leadership
オーセンティックリーダーシップとは?
Definition / 定義
オーセンティックリーダーシップとは・・・
自分らしさを軸に、目標に情熱を注ぎ、価値観に基づいて一貫した行動をとるリーダーシップのこと。
2003年に、メドトロニック社の元CEOで、ハーバードビジネススクールにてリーダーシップ論を専門とするウィリアム・W(ビル)・ジョージ教授が、著書『Authentic Leadership』(邦題:ミッション・リーダーシップ)の中で提唱した概念と言われています。
オーセンティックとは、「本物の」「誠実な」「真正な」という意味です。ラテン語の語源では「根源的な」という意味もあり、最近は心理学でもよく使用される用語です。リーダーシップ論でいうところの「オーセンティックになる」とは、次のような定義となります。
「オーセンティックになる」とは
- 1本当の自己(感情・考え)を知る
- 2本当の自己を積極的に包み隠さず表現できるようになる
- 3自分の人生の創造者として、自分の人生のリーダーになる
- 4倫理観を重視し、自分の価値観や信念に基づいて行動する
- 5嘘や気取りがなく(透明性が生まれ)、周囲に信頼感をもたらす
第一人者のビル・ジョージ氏によれば、オーセンティックリーダーシップとは、リーダーそれぞれの個人的な経験や性格=「本当の自己」を土台とし、自分に合うリーダーシップの知識やスキルを身につけ、自分らしさを貫くリーダーをめざすものです。
これまで、優れたリーダーになるには、自分らしさの追求というよりも、流行りのリーダーシップや手本となるリーダーを真似ることが常道とされてきました。しかし、変化適応やイノベーション促進がより求められる今の時代においては、よほど優れたビジネスモデルが構築されていない限り、表面的なやり方や借り物のリーダーシップスタイルでは通用しづらくなっており、まさに今、注目すべき概念です。

『ミッション・リーダーシップ』ビル・ジョージ 著
Why Authentic Leadership
なぜオーセンティックリーダーシップが求められるのか
リモートワーク下においてもチームがひとつの有機体として機能し、多様な価値観を持つメンバーが仕事を自分ごと化し、オートノミー(自律性)をもって仕事を推進できるようにするには、リーダーのマネジメントスタイルの変革が求められています。
これまでの確立されたやり方を踏襲するオペレーションに加えて、新たな価値や創意工夫を生み出すクリエーションを両立するには、リーダーの立場・権限を起点として一方通行に発揮される影響力以上に、リーダーの人間的魅力・信頼を起点として双方向の歩み寄りによって発揮される影響力が必要とされます。
VUCAと呼ばれる変化の環境において求められる、 マネジメントスタイルの変革
What Makes It Different
従来型リーダーシップとの違い
| 従来型リーダーシップ | オーセンティックリーダーシップ | POINT | |
|---|---|---|---|
| 外に答えを求める | 内に答え・価値観を持つ | 流行や他者の正解ではなく、自分の価値観を判断の軸にします。 | |
| 正解を提示する | 問いを立て、対話で共に探る | 答えを与えるのではなく、問いと対話でメンバーの考えを引き出します。 | |
| 指示で人を動かす | 自ら考え行動する力を引き出す | 指示待ちをなくし、メンバーの主体性と自走を促します。 | |
| 立場・権限に依存する | 信頼を土台に影響力を発揮する | 役職パワーではなく、人間的な信頼(パーソナルパワー)で人を動かします。 | |
| 短期的な成果を重視する | 中長期視点で持続的に成果を創る | 目先の数字だけでなく、持続的に成長し続ける組織をつくります。 |
The Foundation: Self-Awareness
オーセンティックリーダーシップを開発する土台となる考え方
有能なリーダー数百人にインタビューした結果、彼らに共通する特性はありませんでした。共通していたのは「自分が何者かを知っている」ということです。最近流行のリーダーシップや、有能なリーダーのリーダーシップから学ぶのも良いことですが、本当に自分らしいリーダーシップは、自分を深掘りし、試行錯誤することによって導き出されます。つまり、オーセンティックリーダーシップ開発の土台は「セルフアウェアネス(自己認識)」となります。
セルフアウェアネスを高めるには、内面的な自己認識(内省を行うこと)と、外面的な自己認識(他者からフィードバックをもらうこと)の両面から考えることが必須です。
縦軸:内面的自己認識度(自分が何者か)/横軸:外面的自己認識(他者からどう見られているか)
外面的自己認識
低い
高い
内省者
内面 高・外面 低自分が何者かをよくわかっている。だが他者からの意見を取り入れることに弱いため、成長や成功に限界が生じる。
認識者
理想の状態内面 高・外面 高自分が何者かをよくわかっており、他者の意見も求め重視する。ここに至ることで、自己認識の恩恵を手に入れられる。
未熟者
内面 低・外面 低自分が何者か、他者からどう見えているかをまだわかっていない。仕事や人間関係に行き詰まりやすく、心も安定しない。
八方美人
内面 低・外面 高他者にこう見られたいと意識するあまり、自分にとって重要なことを見過ごす。成功や充実につながらない選択をしがち。
内省者
内面 高・外面 低自分が何者かをよくわかっている。だが他者からの意見を取り入れることに弱いため、成長や成功に限界が生じる。
認識者
理想の状態内面 高・外面 高自分が何者かをよくわかっており、他者の意見も求め重視する。ここに至ることで、自己認識の恩恵を手に入れられる。
未熟者
内面 低・外面 低自分が何者か、他者からどう見えているかをまだわかっていない。仕事や人間関係に行き詰まりやすく、心も安定しない。
八方美人
内面 低・外面 高他者にこう見られたいと意識するあまり、自分にとって重要なことを見過ごす。成功や充実につながらない選択をしがち。
出典:ターシャ・ユーリック博士の研究(自己認識の4タイプ)
Three Keys to Develop
オーセンティックリーダーシップを開発する3つのポイント
自分の心の脆さや弱さ(vulnerability)を認め、その見せ方を工夫する
メンバーとの関係性を築くには、コミュニケーションが大切と言われます。しかし、コミュニケーション以前に、自己を知り、飾らない自然体な姿(オーセンティックな状態)で相手に向き合わなければ、人は動いてくれません。
ハーバードビジネススクールのALDクラスでは、本当の自分に気づくためのフレームを、マトリョーシカや玉ねぎの皮むきに例えています。
「地位・肩書き」といった表層を開けると、その内側に「強み・弱み」や「価値観・動機」が見えてきます。そのさらに内側には、人生経験を積むなかで蓋をしてきた「心の影・脆さ」があります。
心の葛藤と向き合うなかで、これらを認め、周囲にさらけ出すことができたとき、本当の自己への扉が開き、自分が信じるもの(信念)や、自分が存在する場所(存在意義)が見つかります。
フタを取っ払い、自分らしさを表現する
役職(役割)ありきで自分をとらえているリーダーが多く、役割に自分をハイジャックされています。オーセンティックな人は、役割上の自分ではなくひとりの人間として、本当の自分・飾らない自然体の自分を表現するので、嘘や気取りがなく(透明性が生まれ)、まわりの人々に信頼感をもたらします。
私たちは知らず知らずのうちに「自分の可能性や本来のエネルギーにフタをしてしまっている」ものです。そのフタを取っ払い、自分らしさ=飾らない自然体の自分を表現することが、周囲のメンバーとの純粋な関係を築く土台となります。
世界のニーズに向かって、パーパスを描く
信念を持ち、自分の人生のリーダーとなれば堂々と振る舞えるので、その姿には説得力があり、人とチームを自然に惹きつけます。まさに「ついていきたい、求心力のあるリーダー」の土台が形成されます。
オーセンティックリーダーシップを発揮するには、パーパスを明確にすること。パーパスとは目的、もっと言えば企業・組織・チームの存在意義といった概念であり、2つの問いが交差する領域で定義されます。混乱や不確実性が高まる環境でこそ、メンバーの拠り所として、企業・組織・チームのパーパスをリーダーが打ち出すことが肝要です。
Target Audience
対象者・おすすめ企業
この研修は、特に以下のような立場・役割の方に大きな効果を発揮します。
新任・若手管理職
役割に流されず、自分らしいリーダーシップの軸を築きたい方。
中堅リーダー・マネージャー
メンバーの主体性を引き出し、信頼で動かすチームをつくりたい方。
経営層・幹部
不確実な環境のなか、パーパスを掲げて組織を導きたい方。
次世代リーダー候補
早期から自己理解を深め、リーダーシップの土台を育てたい方。
Recommended Organizations
こんな企業様におすすめです
- 管理職・リーダーの育成を強化したい企業
- 指示待ちから自走する組織風土へ変えたい経営層
- 1on1や対話の質を高めたい人事部門
- 心理的安全性・信頼関係を土台に成果を上げたい組織
- パーパス経営・理念の浸透を進めたい企業
- 変化・不確実性に強いリーダーを育てたい組織
Sample Program
研修プログラム例(半日)
標準的な半日版の進行例です。1日版など、時間や対象に応じてカスタマイズ可能です。
強みを起点に、自分らしいリーダーシップスタイルを発掘する
オーセンティックリーダーシップとは
- オーセンティックリーダーシップとは
- オーセンティシティを発揮する5つの項目
- 有能なリーダーに共通する、たったひとつのこと
- ワーク:現在地をチェックする
今回のテーマであるオーセンティックリーダーシップとその必要性について共有し、研修テーマへの動機づけをします。
自分らしいスタイルを発見する
- 自分らしさの中核にある資質的強みとは
- ワーク:ストレングスカードから強みを発見する
- マイリーダーシップストーリーから“らしさ”の発掘
- ワーク:自分らしいスタイルを共有する
オーセンティシティ(自分らしさ)の中核となる資質的強みを、ストレングスカードを通じて発見します。発見した強みを起点にマイリーダーシップストーリーを振り返り、自分のスタイルを言語化していきます。
理想のチーム像を描く
- 理想のチームをイメージする(ソシオメトリー)
- ワーク:理想のチーム像を語り合う
- 理想のチーム実現にむけてできることを考える
自分のスタイルを貫く先に見える理想のチーム像を描き、その実現にむけて、これからの自分のあり方やメンバーへの関わり方について考えていきます。
全体のクロージング
- 1日の学びの振り返り
- 明日からの実践宣言
今日の学びを言語化し、現場に持ち帰る具体的な一歩を決めて研修を締めくくります。
※研修内容・時間はご要望に応じてカスタマイズ可
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関連研修
オーセンティックリーダーシップ研修と組み合わせて効果が高まる関連プログラムです。
心理的安全性のつくり方研修
安心して発言・挑戦できる組織風土を築く。
Why related
率直に弱さを見せ合える土台をつくり、オーセンティックな関係性を支えます。
1on1ダイアログ研修
対話の質を高め、メンバーの主体性と成長を支える。
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誠実な対話を習慣化し、信頼を起点にチームを動かす実践力を高めます。
EQワークショップ
感情への理解を高め、対人関係の質を上げる。
Why related
自己認識と他者理解を深め、オーセンティシティの土台を整えます。
ストレングスファインダー研修
自分の資質的な強みを発見し、活かす。
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“自分らしさ”の中核となる強みを言語化し、スタイルの発見を後押しします。
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よくあるご質問
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Editor / 執筆
株式会社ザ・アカデミージャパン
マインドセット研修を強みとする、人材育成・組織開発のコンサルティング会社
ザ・アカデミージャパンは、マインドセット系の研修を強みとし、オーセンティックリーダーシップ研修・心理的安全性研修・1on1研修など、時代に求められるテーマをいち早く研修化しています。
管理職育成や組織開発など、企業の職場課題に合わせた研修設計とファシリテーションを通じて、人と組織の自律と成長を支援しています。
リーダーシップ開発の分野では、自己理解(セルフアウェアネス)を起点に、自分らしさを活かすリーダーシップの実践プログラムを多くの企業に提供しています。
- オーセンティックリーダーシップ
- 管理職研修
- リーダーシップ開発
- 1on1支援
- 心理的安全性
- 組織開発
参考文献・外部ソース
- ビル・ジョージ(2004)『ミッション・リーダーシップ ― 企業の持続的成長を図る』生産性出版.
- Bill George (2007) True North: Discover Your Authentic Leadership. Jossey-Bass.
- Tasha Eurich (2018) “What Self-Awareness Really Is (and How to Cultivate It)”, Harvard Business Review.
- 野田智義・金井壽宏(2007)『リーダーシップの旅 ― 見えないものを見る』光文社新書.
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