なぜストレングス(強み)が重要なのか

私たちが持つ強みは、単なる「得意なこと」ではなく、生産性やモチベーションを飛躍的に高める力を持っています。研究により、強みを活かして働くことで、個人のエンゲージメントや仕事の満足度が大幅に向上することが明らかになっています。特に、Gallup社の調査によると、強みに基づいた仕事の仕方をしている人は、そうでない人と比べて、仕事に対する満足度が約3倍高いとされています。
一方で、自分の強みに注力できない場合、その影響は深刻です。強みを無視して、苦手な分野ややりたくない仕事に時間を費やすことは、心理的な疲労やモチベーションの低下を引き起こします。これが長期間続くと、生産性の低下や離職意向に繋がり、最終的にはチーム全体や組織全体のパフォーマンスにも悪影響を及ぼすことがわかっています。
このように、強みを理解し、活かしていくことは、個人だけでなく、組織の成功にも直結する重要な要素です。
POINT.1 科学的に検証されている強みの効用
強みを活かすことがいかに重要かは、ドナルド・クリフトン博士の長年の研究に基づく科学的な証拠から明らかです。クリフトン博士は、「才能 × 資質 = 強み」という方程式を提唱し、才能(生まれ持った可能性)と資質(後天的に身につけた特性)が掛け合わさることで、個々の強みが形成されると説明しています。この方程式は、強みを理解し活用するための基礎となります。
Gallup社の調査結果によると、強みを活かして働くことで、エンゲージメントや生産性が最大で6倍向上し、仕事の満足度が3倍高くなるといった驚くべき結果が得られています。さらに、強みを意識して活用することで、ストレスの軽減や幸福感の向上にもつながることが明らかになっています。
これらの研究は、強みを活かすことが、個人の成長や組織全体のパフォーマンス向上をはじめ、さまざまなポジティブな効果をもたらすことを証明しています。
<強みを活かすと得られる5つの効果>
自信を持って仕事ができる
高い集中力と早い学習速度が期待できる
疲労感は減少し、達成感、満足感が増幅する
ストレスを感じにくくなる
ポジティブ感情(幸福度)が高まる
POINT.2 自分の強みに専念する機会のない人が払う代償は大きい!
「自分の最も得意とすることを行う機会を毎日持っているか?」と1000人以上を対象にした調査では、「そう思わない」と答えた人のうち、仕事に意欲的で生産的な人は0%だった。それに対して、毎日強みに取り組む機会がある人は、ない人よりも6倍も意欲的かつ生産的に打ち込む傾向にある。また「生活の質が高い」と述べる傾向は3倍以上にのぼる。
日常的に自分の強みに着目してくれる人が職場にいると、従業員のやる気にプラスの影響を及ぼすことは分かっている。
職場の上司がそれぞれ3つのタイプの場合、従業員がやる気を失う確率は下図の通りで、強みに着目する上司が従業員を悲惨な状態に追い込むのを激減させていることが分かる。
<従業員に悪影響を与える確率>
上司が従業員を無視する場合 | 40% |
|---|---|
上司がまず従業員の弱みに着目する場合 | 22% |
上司がまず従業員の強みに着目する場合 | 1% |
これらの研究からもわかるように、強みを活かすことは個人の成長や組織の成功に欠かせません。強みを最大限に活用することで、チームのパフォーマンス向上や効果的なコミュニケーションが実現し、組織全体のエンゲージメントが高まります。
ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)研修では、参加者が自分の強みを理解するだけでなく、お互いの強みを認識し合ったり、それを現場でどのように活かすかを考えていきます。
著者
AJ編集部
Contact
貴社の組織課題、一緒に考えます
この記事のテーマに関する研修を、貴社に合わせてご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。
Related Trainings

