なぜ今、レジリエンスに注目が集まるのか?

不確実性が高まる時代において、「折れない心」が組織の強さを決める
私たちを取り巻く環境は、かつてないほどのスピードで変化しています。テクノロジーの進化、ビジネスモデルの転換、地政学的リスク、パンデミックや災害など、先の読めない時代に突入しています。こうした中で、社員一人ひとりがプレッシャーやストレスを乗り越え、前向きに行動し続ける力――それが「レジリエンス」です。
2013年のダボス会議では国際競争力が高い国は、レジリエンスも高いという評価が結果発表されており、現在、国内外の競争は激化し変化の早い事業環境では、逆境下でもパフォーマンスを発揮し続けることのできる人材が求められています。
『重圧が高く変化の早い状況でも柔軟に対応し、失敗や困難を成長へと導く力』とも定義されるレジリエンスは、日本国内でも、プレッシャーに強いリーダーの開発、営業力の強化、新人・若手社員のセルフマネジメント力の向上、シニア社員のモチベーションアップなどにも広く活用されはじめています。
また、ポジティブ心理学の手法を取り入れたレジエンストレーニングは、ストレス・マネジメントやメンタルヘルス研修の代替として、「0次予防」を目的に導入されています。
欧米では、米IBM(IT)や英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル(石油エネルギー)、ジョンソン・アンド・ジョンソン(製薬)、米ゴールドマン・サックス(金融)など世界の大手・有名企業や米陸軍でも導入されています。
海外でのレジリエンス事例紹介
ポジティブ心理学の手法を取り入れたレジリエンス研修は、参加者が限られがちなストレス・マネジメントやメンタルヘルス研修の代替として、ゴールドマン・サックスやロイヤル・ダッチ・シェルなどの海外の企業で非常に人気です。
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世界100ヶ国以上に展開する大手製薬会社、英グラクソ・スミス・クラインのレジリエンス研修
お客様に「健康」と「幸せ」を提供する以上、 まずは自分たちが心身ともに健康で幸せでなければないという考えのもと、 リーダーシップ研修としてレジリエンス研修を実施。 GSKのレジリエンス研修の様子は、NHKクローズアップ現代でも紹介され、 トレーニングに参加した1万人の社員のうちおよそ8割が、職場におけるメンタルヘルス を改善し、仕事のパフォーマンスが上がったという結果が出ています。
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世界有数の国際金融グループ
米ゴールドマン・サックスのレジリエンス研修
近年、アメリカでは、若い優秀なビジネスパーソンは働きがいのある企業に入社する傾向にあり、 その対策の1つとして、GSでは、 ポジティブ・メンタルヘルス研修としてレジリエンス研修を導入。 社内でレジリエンス週間(1週間)を設け、この期間中はどの社員も研修に参加できるようなシス テムにし、ストレスとプレッシャーに強い人材が揃う会社(働きがいのある会社)をPRしている。
●レジリエンス研修が必要とされる4つの理由
1.イノベーション
今の日本は、人口構造の変化、少子高齢化、産業構造の変化など、私たちを取り巻く社会的環境は加速的に変化を続け、これまでの成功モデル、知識、経験が通用しない不確実性が増した社会が到来しています。そんな中、ビジネスでは、これまでの常識を打ち破るようなイノベーション、つまり、自らが機会(変化)を創り出すことによって新たな市場や顧客を創造することが求められています。機会を創り出すためのベースの力としてレジリエンスが必要不可欠です。
2.グローバル
2つ目は、日本は急速にグローバル化していることがあげられます。多くの企業では変化対応力が求められ、海外から日本を訪れて働く人が年々増えています。この先もグローバル化はますます進むことになり、それは変化にオープンになることを意味し、多様性に柔軟に対応し、国籍を超えて活躍する人材がますます必要とされてきます。意味ある変化を創り出す変革的なリーダーのニーズがより高まるでしょう。このグローバル化へ対応するためには、英語力やビジネススキルだけでは不十分で、失敗や試練に負けない逞しさ、レジリエンスが必要不可欠です。
3.ストレス
3つ目は、現代社会のこころの健康の問題があげられます。ストレスや多忙で精神が疲労している人が増えています。とくにうつ病は社会問題となっており、職場でのうつ病は深刻です。注意が必要なのは40代から50代のミドルです。体の変化とともに精神面でダメージを受けやすくなり、将来のキャリアに限界を感じてしまうと希望が失望に、やる気が無力感に変わってしまうからです。
長く健康でイキイキと働き続けるためにも、たくましさを身につけるレジリエンスが必要となります。
4.キャリア
4つ目は、どう働くべきか迷っている人が増えていることがあげられます。グローバル化、サービス経済化、ネットワーク社会化など個人を取り巻く外部環境は過去に類を見ないほど激変しています。こうした複雑性、不確実性の高い状況では、長期のキャリア展望を描くことが極めて困難になります。だからこそ、自分の考えたようにはことがらを進めることができないような困難に出会った場合でも、合理的に物事を捉え、自分の仕事やキャリアを投げ出すことなく、逞しさを持って逆境を乗り越える。そして、つらく痛い体験から価値ある何かを学び、そのたびに成長する力「キャリアレジリエンス」が求められています。
こうしたレジリエンスの重要性にいち早く気づいた企業では、社員のレジリエンス向上に取り組み始めています。
私たちの提供する法人向けレジリエンス研修では、実践的かつ継続的に「折れない心」を育むプログラムをご用意しています。
詳しくは下記のページをご覧ください。
著者
AJ編集部
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