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寄稿

窪田講師執筆『月間総務』企業内大学制度~社内講師の育て方~ vol.4

窪田 晃和2025/04/28
窪田講師執筆『月間総務』企業内大学制度~社内講師の育て方~ vol.4

研修の質を高める、振り返りと準備のフェーズ

最後に、研修の質を高める振り返りと準備の留意点をご紹介していきます。全体像の図表のなかでは「4:SEE」→「5:SET」の流れになります。

4:SEE 修正し研修の質を高める

ポイント①「受講者の学びを修正する」。これは研修を担当中にリアルタイムで振り返りを行い、行動を改善していくことです。経験しながら内省する作業ともいえます。受講者の態度や言動に目を配り、事前想定したシナリオにとらわれすぎず、事例や話し方のベースを変えてみるなど、研修内容を改善していくのです。慣れないうちは難しいかもしれませんが、この習慣こそ講師力を高めるツボ中のツボですので、極力意識してみましょう。

そしてポイント②「自分の研修を修正する」。こちらは研修後の振り返りです。研修アンケートの分析、研修担当報告書の作成を通じ、自分の研修品質を常に高め続けていきましょう。

5:SET 真摯に徹底的に準備する

ポイント③「研修運営の準備をする」。基本的な流れは「研修の目的と目標の設定をする」→「運営手法の選定をする」→「カリキュラムとテキストの作成をする」→「レクチャーノートを作成する」。繰り返しになりますが、心理の流れを踏まえた実施フェーズ1から3を意識することで、より質の高い準備ができる、ということです。

ポイント④「講師としての姿勢の準備をする」、これは心構えのようなものです。講師は、単に知識や技術を教えるだけの存在ではありません。受講者にとっては、生き方、働き方も含めた良きお手本であり、支援者であることを常に自覚し、軸のぶれない講師になりたいものです。なぜなら、社内講師こそ、未来のリーダーだからです。難しいことではありません。まずは、研修の準備を「自身が持てるまで徹底的に準備する」ことから始めてみてはいかがでしょうか。その姿勢が、受講者にはきっと届くはずです。

社内講師の方、社内講師を目指す方へ

ここまでいくつかのテクニックやポイントを紹介しました。たとえば、プレゼン研修などでよくある「どんなスライド資料を作ったらいいか」といったノウハウなどとは、少々ニュアンスが違うので、驚いた読者もいるかもしれません。

しかしながら、実は、ここで紹介したようなことこそ、講師力を高める根幹的な部分なのです。社員の持つ知識・スキル・経験に、今回のノウハウをミックスさせれば、間違いなく研修の質は高まると思います。

また、人事・研修担当者も本記事を、研修の内製化を始めるきっかけ、研修の内製化を定着させるツールとして活用してください。

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        『社内講師力』トレーニング~自身を高める10のテクニック~


筆者のご紹介

About the Author

窪田 晃和

Instructor

窪田 晃和

エグゼクティブトレーナー / 日本プロフェッショナル人材開発支援協会理事

1974年埼玉県生まれ、立教大学出身。子ども向け教育教材の営業でトップセールス、マネジャー を経験。その後、現場感覚に寄り添う研修講師・コンサルタントとして、20年以上に渡り研修講師や組織開発コンサルティングを行う。官公庁、メーカー、IT、人材サービス、非営利法人など幅広い業界にお役立ちを提供。特に実践版レジリエンス研修では、日本一の導入実績・評価を誇る。専門領域はレジリエンス、心理的安全性、それらを生み出すリーダーシップの発揮。また、…

著者

窪田 晃和

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