アンコンシャスバイアス研修|株式会社ザ・アカデミージャパン

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"GoogleやJohnson&Johnsonなどグローバル企業で導入が進む最新テーマ"

アンコンシャスバイアス研修

人には誰しもアンコンシャスバイアスがあります。アンコンシャスバイアスは個人の意識と行動に大きな影響を与えるだけでなく、集団的にも偏見を生み出し、ネガティブな企業文化や組織風土をつくりあげていきます。結果として、お互いのコミュニケーションを悪化させたり、ダイバーシティやチームワークの阻害につながってしまうのです。このような背景からも、ダイバーシティやイノベーションの阻害要因として「アンコンシャス・バイアス」への関心が非常に高まっています。

アンコンシャスバイアスとは

近年、ダイバーシティ推進の一環でGoogleやユニリーバなどグローバル企業で導入が進み、注目されるアンコンシャス・バイアスとは、日本語で「無意識の偏見」「無意識の思い込み」と訳される概念、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りを表します。

瞬間かつ無意識的に生じる脳の認知であり、過去の経験や習慣、周囲の環境などから身につくものです。例えば、「短時間社員は仕事より家庭が大切」「シニアはパソコンが苦手」「最近の若者は根性がない」など、根拠なく人々の中に根付いている考え方です。

人がある出来事を捉え、行動し、そこから得られる結果までのプロセスを、ポジティブ心理学の第1人者であるイローナボニウェル博士は、S(出来事)→P(捉え方)→A(感情)→R(反応)→K(認識)の流れ(※下図参照)でまとめています。アンコンシャス・バイアスとは、ある出来事や状況をどう捉えるか、捉え方に大きく影響を与える「K(認識)」の部分にあたり、個々の過去の経験や習慣、周囲のメンバー、企業文化や組織風土などからつくられた自分特有の色メガネのことです。

なぜアンコンシャス・バイアスなのか

  • ダイバーシティ
  • アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が組織内で放置されることは、結果として一人ひとりの社員が持つ可能性を狭めてしまい、適正な人材育成や活用の妨げともなります。今、特に日本では女性の管理職率の低さなど女性活躍の推進においてはアンコンシャス・バイアスの問題が指摘されていますが、問題はそれだけにとどまりません。
    今後いっそう必要となる人口減少に伴う労働力不足によるシニア人材の活用、グローバル化による多国籍人材の活用においても、アンコンシャス・バイアスが、組織と個人へネガティブな影響をもたらしていることが分かっています。
  • イノベーション
  • 今、私たちは18世紀後半から19世紀前半にかけて世界の一部の国が工業化への歩みをはじめたとき以来の大きな変化を経験していると言われています。そして、この時期のイギリスで始まった産業革命は、仕事のあり方-いつ、どこで、なにを、どのように行うか-を根底から変えたとされています。
    厚生労働省が推進する「働き方改革」や国連で採決されたビジネス新指針「SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」など私たちを待ち受ける荒波も、それと同じくらい途方もなく大きな変化をもたらすことは想定でき、イノベーションなくして社員と企業は生き残ることが容易ではありません。

    この大きな変化を目の前にして、過去の経験や習慣、企業文化や組織風土から身についたアンコンシャス・バイアスは、イノベーションを生み出す妨げとなる可能性が高く、特に人材の配置や評価において権限を持つマネジメント層や人事決済者がアンコンシャス・バイアスを持つことは、企業の将来性(イノベーション)を限定してしまう可能性があります。

アンコンシャス・バイアス トレーニングとは

  • アンコンシャス・バイアスの存在と
    その弊害を知る
  • 自己のアンコンシャス・バイアスに気づき、他者へ共有する
  • 他者からのフィードバック(FB)を取り入れる

知る・気づく・他者FBを通じて、自分のアンコンシャス・バイアスをメタ認知できる状態を目指します!

メタ認知とは、頭の中にもう一人の自分がいて、自分のことを監視し、コントロールする力のことです。

アンコンシャス・バイアストレーニングの本質は「自己認知」

近年、人材育成のトレンドとして、マインドフルネスやアンガーマネジメント、レジリエンスなどが注目されていますが、これらに共通する文脈は「自己認知」です。アンコンシャス・バイアスもそれらと同様です。

組織イノベーションに向かって、リーダーは女性やシニア、多国籍人材など多様な人材を動機づけ、活用していかなければなりません。その状況を目の前にすると、ついついリーダーの視点は相手(メンバー)に向き、相手をどう理解し受け入れるかに目が行きがちですが、GEの伝説の経営者ジャック・ウェルチ氏の名言にもあるように、ダイバ-シティを推進し、組織イノベーションを起こすために究極的に必要なのは「Self-awareness(自己に対する気づき)」となります。自分の良さや、価値観、being(自分らしさ)をリーダー自身がよくわかっているかどうか。これが組織イノベーションの原点です。

リーダーに大切なことは「Self-awareness」(自己に対する気づき)です。他者に対して影響を与えてリーダーシップを発揮しようとするならば、その影響を与えようとしている自分が何者であるのかを十分に知った上で影響力を使わねばならない。

ー GE社 伝説の経営者 ジャック・ウェルチ氏 ー

リーダーの仕事の負荷は以前よりも増大し、働き方改革により労働時間が削減しているなか、組織で働いていると、目に見える成果を出すために、何をやるか、成し遂げるかというdoingに時間とエネルギーを集中しがちですが、良いdoingの源となるbeingこそが最も重要です。

実施スタイル

集合型 オンライン 講演会 公開コース
人 数 1クラス30名様以下 1クラス30名様以下 1会場50名様以上 各1名様~
実施時間 3時間~1日 3時間~1日 ~3時間/回 3時間~1日
カスタマイズ
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