DATES | 2021年6月28日(月)17:00~19:30
近年注目されるアンコシャス・バイアスとは
近年、ダイバーシティ推進の一環でGoogleやユニリーバなどグローバル企業で導入が進み、注目されるアンコンシャス・バイアスとは、日本語で「無意識の偏見」「無意識の思い込み」と訳される概念、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りを表します。
瞬間かつ無意識的に生じる脳の認知であり、過去の経験や習慣、周囲の環境などから身につくものです。例えば、「短時間社員は仕事より家庭が大切」「シニアはパソコンが苦手」「最近の若者は根性がない」など、根拠なく人々の中に根付いている考え方です。
人がある出来事を捉え、行動し、そこから得られる結果までのプロセスを、ポジティブ心理学の第1人者であるイローナボニウェル博士は、S(出来事)→P(捉え方)→A(感情)→R(反応)→K(認識)の流れ(※下図参照)でまとめています。アンコンシャス・バイアスとは、ある出来事や状況をどう捉えるか、捉え方に大きく影響を与える「K(認識)」の部分にあたり、個々の過去の経験や習慣、周囲のメンバー、企業文化や組織風土などからつくられた自分特有の色メガネのことです。
アンコンシャスバイアス研修とは
- アンコンシャス・バイアスの存在と
その弊害を知る
- 自己のアンコンシャス・バイアスに気づき、他者へ共有する
- 他者からのフィードバック(FB)を取り入れる
知る・気づく・他者FBを通じて、自分のアンコンシャス・バイアスをメタ認知できる状態を目指します!
メタ認知とは、頭の中にもう一人の自分がいて、自分のことを監視し、コントロールする力のことです。
アンコンシャスバイアス研修の本質は「自己認知」
近年、人材育成のトレンドとして、マインドフルネスやレジリエンスなどが注目されていますが、これらに共通する文脈は「自己認知」です。アンコンシャス・バイアスもそれらと同様です。
組織イノベーションに向かって、リーダーは女性やシニア、多国籍人材など多様な人材を動機づけ、活用していかなければなりません。その状況を目の前にすると、ついついリーダーの視点は相手(メンバー)に向き、相手をどう理解し受け入れるかに目が行きがちですが、GEの伝説の経営者ジャック・ウェルチ氏の名言にもあるように、ダイバーシティを推進し、組織イノベーションを起こすために究極的に必要なのは「Self-awareness(自己に対する気づき)」となります。自分の良さや、価値観、being(自分らしさ)をリーダー自身がよくわかっているかどうか。これが組織イノベーションの原点です。
リーダーに大切なことは「Self-awareness」(自己に対する気づき)です。他者に対して影響を与えてリーダーシップを発揮しようとするならば、その影響を与えようとしている自分が何者であるのかを十分に知った上で影響力を使わねばならない。
ー GE社 伝説の経営者 ジャック・ウェルチ氏 ー
リーダーの仕事の負荷は以前よりも増大し、働き方改革により労働時間が削減しているなか、組織で働いていると、目に見える成果を出すために、何をやるか、成し遂げるかというdoingに時間とエネルギーを集中しがちですが、良いdoingの源となるbeingこそが最も重要です。
アンコンシャスバイアス研修・導入目的
- ●ダイバーシティ施策の一環として、アンコンシャスバイアスの考え方を浸透させたい。
(某大手電気機器メーカー会社、対象者:管理職、講演会) - ●ダイバーシティ&インクルージョンの風土醸成の取り組みとして、アンコンシャスバイアスを理解させたい。
(某大手プラント会社、対象者:管理職、3時間研修) - ●リモートワークが常態化し、更なる多様な人材への理解とコミュニケーション能力向上が必要なため、アンコンシャスバイアスの考え方を学ばせたい。
(某IT関連会社、対象者:チームリーダー、3時間研修) - ●チームリーダーに対話や傾聴力をあげて、チーム力向上につなげてほしい。
(某大手金融会社、対象者:チームリーダー、3時間研修)
アンコンシャスバイアス研修・受講者の声
- ●バイアスは誰にでもあるものだけど、それに気づき受け入れていくことが、自分のバイアスを更新する一歩目であることが分かった。
- ●心を閉ざしていたのは部下では無くて自分であったことを気付くことができた。明日からは自ら開放を心掛けたい。
- ●アンコンシャスバイアスを外して選択肢を狭めず考える。最後方向性を決める時には自分の信念・価値観を軸にすることが大事。
- ●相手に聞かないとわからないというのがバイアスということが腑に落ちました。
- ●ひとり一人がアンコンシャスバイアスの理解を深めれば、閉鎖的な組織風土も変わるのではないかと思った。
- ●職場や家庭などでマイクロビヘイビアを目撃したら、積極的に声をかけて気づきを提供していきたい。
- ●アンコンシャスバイアスを乗り越え、どう未来につなげていくのか体系立てて学ぶことができた。
本体験セミナーは、通常1日研修で実施するアンコンシャスバイアス研修のエッセンスを実際にご体験いただける貴重な機会です。組織イノベーションやダイバーシティ推進について悩んでいるご担当者向けに自己認知を促進する1つの手段として世界的に注目される「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」についての正しい知識と効果的な対応法を共有します!また、各企業で同じ課題を持つご担当者が集まりますので、情報交換を通じて新たなヒントを得たり、他社交流の場としてもご活用ください。
ファシリテーター
- 窪田 晃和 氏(くぼた てるかず)
- ザ・アカデミージャパン エグゼクティブトレーナー
- 一般社団法人 日本プロフェッショナル人財開発支援協会 理事
- 1974年埼玉県生まれ、立教大学出身。子ども向け教育教材の営業でトップセールス、マネジャーを経験。その後、現場感覚に寄り添う研修講師・コンサルタントとして、15年に渡り、200社、20,000人を超える人材育成に関わる。現在は、株式会社ザ・アカデミージャパンのエグゼクティブ・トレーナーとして、官公庁、メーカー、IT、人材サービス、非営利法人など幅広い業界にお役立ちを提供。特に実践版レジリエンス研修では、日本一の導入実績・評価を誇る。専門領域はレジリエンス(折れない心)、エンゲージメント(活き活きワクワクした働き方)、それらを生み出すリーダーシップの発揮。また、著書「社内講師力トレーニング(生産性出版)」にて、学習する組織づくりに向けた研修内製化のノウハウも伝えている。目標は、熱い想いの人事担当者やプロ講師を巻き込み、日本発の、世界で通用する人材育成プログラムを開発を通じ、社会に貢献すること。
カリキュラム
時 間 |
カリキュラム |
---|---|
17:00 |
●誰にでもあるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見) |
-アンコンシャス・バイアスとは? ※セルフチェックシートあり | |
●アンコンシャス・バイアスの何が問題なのか? | |
-問題の本質はどこにあるのか? | |
-何がカギを握るのか? | |
-アンコンシャス・バイアスの正体 | |
●個人と組織のアンコンシャス・バイアス | |
-ダイバーシティとリーダーの役割 | |
-組織的なアンコンシャス・バイアスと本質的な課題 | |
●アンコンシャス・バイアスに振り回されないための「行動原則」と「心の姿勢」 | |
-3つの行動原則 | |
-非言語メッセージに目を向ける | |
19:00 |
終 了 |
開催概要
開催日 |
2021年6月28日(月) |
---|---|
時 間 |
17:00~19:00(入室:16:45~) |
定 員 |
24名 |
参加費 |
無料 |
対 象 |
人事・研修のご担当者様 |
申込期間 |
開催の前日まで |
形 式 |
Zoomによるオンライン形式 |
主 催 |
株式会社ザ・アカデミージャパン |
注意事項 |
・法人に属する経営者、人事・教育、研修のご担当者のみお申込みいただけます。 ・個人または同業者の方のお申込はご遠慮いただいております。 ・定員に達した時点で受付を終了致します。 |
その他体験セミナー
- 受付中 2020年7月2日(木)14:00-17:00
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- 受付中 2020年9月28日(月)14:00-17:00
- レジリエンス・トレーニング体験セミナー
- ●場所:東京・新宿
- ●対象:研修ご担当者様
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