今注目の心理的安全性とは
職場における心理的安全性とは、他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、ナチュラルな自分でいること(自然体の自分をさらけ出すこと)のできる雰囲気のこと。つまり、チームメンバーみんなが、思ったことを自由に発言したり、行動に移したりすることで対人関係を損なうことはないと思っているフラットでオープンな状態のことです。
もともと心理的安全性は、1999年にハーバードビジネススクールのエイミー・C・エドモンドソン(Amy C. Edmondson)教授により提唱され、近年、米Googleの人事データの分析チームが、チームの生産性に影響を及ぼす大きなひとつの要因がチームメンバーの感じる「心理的安全性」であったことを発表したことにより大きな注目を集めました。
日本人の特徴として、与えられた仕事に対する強い責任感と他者を気遣う心を持っています。 この誠実で思いやりのある国民性は様々な場面でプラスの効果として発揮しますが、他者評価を気にするあまりフラットでオープンに自己開示することが苦手で心理的安全性が高まりにくいといったマイナス面も持ち合わせています。
VUCA時代、なぜ心理的安全性が必要なのか
現代のカオス化した経営環境や個人キャリアを取り巻く状況を表現する言葉として使われているのが、VUCA(ブーカ)です。Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉になります。
2000年代以降、世界経済は急速にグローバル化が進み、市場は急激な変化を遂げています。 また、IT技術の進歩に伴い、あらゆる市場で既存ビジネスモデルの崩壊・再構築が始まり、ビジネス界の新陳代謝はどんどん 激しくなる一方ですし、ビジネスモデル一つとっても、これまでの10年間を今後の10年間と比較すると、その変化の速さは比べものにもなりません。
そんな中、組織や個人は、急激な変化へしなやかに対応するアジリティ(俊敏性)、つまりイノベーションの加速が求められており、近年イノベーションを生み出す組織変革に向かって、国内の大手・有名企業を中心に様々な施策を講じています。
例えば、右図の変革の4象限モデルをベースに説明すると、第4象限(集団/外的)においては、中期経営計画の中核にイノベーション促進を掲げたり、イノベーションを奨励するために失敗をした社員への表彰制度や新規事業提案制度を取り入れたり、また、第2象限(個人/外的)においては、イノベーションを起こすためのフレームを社員が学ぶラテラルシンキングやデザイン思考研修などを行っています。
しかし、その効果は限定的(一部の人たちで、一時盛り上がる)で、組織全体で持続的にイノベーションを生み出すところまでなかなかたどり着けず、多くの企業が苦労しているのが現状です。
そこで、イノベーションを組織全体で持続的に生み出す風土づくりの土台として注目されているのが「心理的安全性」です。この心理的安全性は、第3象限(集団/内面)の部分にあたる施策になります。
心理的安全性をつくるSAFEモデル
心理的安全性の高いチームの特徴
ファシリテーター
- 窪田 晃和 氏(くぼた てるかず)
- ザ・アカデミージャパン エグゼクティブトレーナー
- 一般社団法人 日本プロフェッショナル人財開発支援協会 理事
- 1974年埼玉県生まれ、立教大学出身。子ども向け教育教材の営業でトップセールス、マネジャーを経験。その後、現場感覚に寄り添う研修講師・コンサルタントとして、15年に渡り、200社、20,000人を超える人材育成に関わる。現在は、株式会社ザ・アカデミージャパンのエグゼクティブ・トレーナーとして、官公庁、メーカー、IT、人材サービス、非営利法人など幅広い業界にお役立ちを提供。特に実践版レジリエンス研修では、日本一の導入実績・評価を誇る。専門領域はレジリエンス(折れない心)、エンゲージメント(活き活きワクワクした働き方)、それらを生み出すリーダーシップの発揮。また、著書「社内講師力トレーニング(生産性出版)」にて、学習する組織づくりに向けた研修内製化のノウハウも伝えている。目標は、熱い想いの人事担当者やプロ講師を巻き込み、日本発の、世界で通用する人材育成プログラムを開発を通じ、社会に貢献すること。
お申込みについて
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- ●申し込みを完了された方には、「確認メール」をお送りしますので、メールアドレスはお間違いないようご入力ください。万が一、確認メールが届かない場合は、お電話にてご連絡ください。
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- ●お電話でお申し込みをご希望の方は、下記、電話番号(セミナー事務局宛)にご連絡ください。
その際、電話応対者に開催日・研修名・貴社名(法人参加の場合)・参加者名・メールアドレスをお伝えください。<ご連絡先>045-640-0137
お申し込み受付・受講票
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受講票発行の有無に関しましては、「申込受付完了メール」をご確認ください。 - ●受講票が届かない場合は、045-640-0137(祝日を除く月~金 10:00~17:00)までお問い合わせください。
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