導入事例 | 株式会社アドバンテスト様

株式会社アドバンテスト 様

グローバル人材に求められる高い専門性と能力!
引き出すポイントは若手社員時代のキャリア開発にある

半導体試験装置を主な事業とする株式会社アドバンテストの社内教育を請け負う関係会社で、 ビジネススキル研修やテクニカル研修などの企画運営や新入社員教育などを行っている株式会社アドバンテストアカデミーの代表取締役である中谷氏(写真中央)に株式会社アドバンテストに若手社員育成研修 「BPPプログラム」を導入した目的や狙いなどについて話を伺った。(取材日:2011年6月)

株式会社アドバンテスト

  • 課 題:
  • 「キャリア開発」、「グローバル人材育成」
  • 対象者:
  • リーダークラスから入社5年以下の若手社員
  • ゴール:
  • 自らの能力を知り、キャリアアップをはかる。グローバルなグランドで楽しく戦っていける人材育成の基盤づくり。

人材育成に対する考え

専門性や能力をグローバル環境で最大限発揮のためにキャリア開発プログラムが大切

-御社人事部の社員育成または研修に対するお考えをお聞かせください。

アドバンテストの海外売上比率が80%近くに達しており、グローバル化人材育成が極めて重要なテーマです。
現在のビジネススキル研修では、グローバル化に必要とされるスキルアップを中心にカリキュラムを組んでいます。
また、社員の潜在能力を最大限活かしてもらうためキャリア開発プログラムなども取り入れています。

-グローバル化人材育成がテーマとのことですが、キャリア開発プログラムは、 グローバル化人材育成においてなぜ大切だとお考えですか?

個人個人が持つ専門性や能力をグローバル環境で最大限発揮し、さらに伸ばしてもらうためにキャリア開発プログラムが大切だと考えています。自分の性格や良い所、苦手分野を正しく認識し、良いところは受身にならずにグローバル環境でも堂々とアピールし、海外の人々と渡り合って欲しいとの想いですね。
また今後の自らの成長のため、研修で紹介される生き生きと活躍されているBPPを参考にして欲しいとの思いもあります。

-時代・環境の変化に伴い、社員の特性や求められる教育内容も変化していますか?

環境変化のスピードは極めて早いですね。特に弊社のような半導体関連業界はすさまじい。
このため日々の業務に追われて、現場でのOJTが機能しなくなってきています。先輩や上司が若い人々を教えることが難しくなってきていると感じています。また業務の細分化が進み、担当する業務範囲がせまくなってきていますね。
しかし開発面からみると、多様な技術の融合が新しいものを生み出します。
このような状況改善に社内教育機関として役に立てばとプログラムを考えています。

導入のキッカケ

講師力と事務局の親身さ、カスタマイズが決め手!

-実施概要をお聞かせ下さい。

BPPプログラム研修は、ビジネススキル研修のキャリア開発教育の一環として2006年から開催しています。
これまでに22回開催し、のべ422名が受講しています。

-対象層をお教え下さい。

開始当初はリーダクラスから始めました。
段々対象を下の層に移して、現状では入社5年以下の若手クラスがメインです。

-その対象層に導入している理由は何ですか?

リーダクラスの時は、上司推薦の必須研修として開始しました。
対象を若手にシフトしてからは対象人数も多いことから、現状は自ら学びたいとする人々を優先に考えて公募型としています。
若手社員に話を聞いてみると自らの今後キャリアアップをどのようにはかっていったらいいか、悩んでいる者が多くいると感じ、そういう悩んでいる若手に役に立てばとの考えもありまして(若手層を対象層にシフトしました)。

-研修を導入したキッカケを教えてください。

キャリア開発研修導入検討段階にて、当時の(アドバンテスト)人事担当者と様々な公開セミナーに参加しました。
最初は違う研修を導入していましたが、川西氏が「BPPプログラム」を開発されたのを知り、その内容が弊社の希望する方向性(キャリア開発、グローバル化人材育成)にあっていたため、正式に「BPPプログラム」を導入しました。

-複数の提案の中から「BPPプログラム」(弊社)を選んだ理由は何ですか?

講師の豊かな経験からの話が極めて心に残った点と、弊社にあったカスタマイズをして頂き、BPPインタビュー者に技術者例も追加して頂いた点などですね。それ以外では、講師並びに事務局側の方が受講者や担当者に親身になって対応して頂けている点ですね。研修後フォロー期間は、御社(ザ・アカデミージャパン)のプログラムでメールを使ってのフォローアップをして頂いていますが、その後のフォローアップは正直なところ今後の課題だと考えています。

研修後の効果

自らの今後のキャリアアップを図るには極めて有益と受講者から好評

-今回の研修のゴールはどこにありましたか?

自ら持つ能力を知り、自らキャリアアップをはかり公私ともに成長してもらいたいと思います。
そしてグローバルなグランドで丁々発止、楽しく戦っていける人材に育って欲しいですね。

-BPPプログラムを実施してみていかがでしたでしょうか?

受講者には好評で、自らの今後キャリアアップを図るには極めて有益であったとの感想が 多々寄せられています。
先日開催したBPPプログラム研修でのレポートが良い一例と思いますので、ご紹介します。

▼受講者レポートから

先週のキャリア開発研修では、大変お世話になりました。
事前課題で読ませていただいた"3つの成功サイクル"の本の内容と、BPPの方々のインタビュー内容が大変共感できるものがあり、研修を受ける前から非常に楽しみでした。

当日の研修内容も期待を裏切らない充実したもので、グループ演習、自分の思考の分析、BPPインタビュー実践など、演習をこなしていくうちに自分の思考の弱みと強みがはっきりと分かってきました。

無意識を意識化することや、ポーラスターを持つことの大切さ、3つの成功サイクル、8つの要素など、忘れてはいけない重要なキーワードの本質的な意味を沢山習得することができました。

今回の研修で得たことを長期記憶として自分の中に留め、早く一人前のBPPとなれますように、本やワークブックを何度も読み返し、これから先の人生の教科書としていきたいと思います。

フォローアップとしてお送り頂いたインタビューを早速聴かせて頂きます。キャリア研修を受講した後なので、自分の中でも何かが確実に変わっていると思います。意識改革がどれくらいできているのかを実感しつつ、パラダイムシフトを心がけながら期待と楽しみを持って聴かせて頂きます。

今回の研修をきっかけに、今後の人生においても一歩大きく踏み出せそうな自信が湧いてきました。楽しく有意義な研修をありがとうございました。

-研修の導入後の効果はどうですか?

まだまだ個人レベルではありますが、研修を通じて、同世代の仲間もできましたし、社内での今後の自分の役割と存在価値も見出すことができ、職場での表情が柔らかくなった社員が増えたように思います。
研修の前と後では、周りのメンバーに対するコミュニケーションのとり方が少し変わってきたように思います。

研修ご担当者の感想

少しでも自ら問題意識を持っている参加者にとって得るものが極めて大きい

-最後に「BPPプログラム」を実施してみての感想をお聞かせ下さい?

先の受講者感想のように、少しでも自らに問題意識をもたれて参加された受講者にとっては、本研修は得るものが極めて大きいと感じています。今後ますますたいへんな時代に向かおうとしていますが、一人でも多くの受講者が、この研修を通して、公私共に充実した人生を過ごして頂く一助になればと思います。

■会社紹介

  • 株式会社アドバンテスト  http://www.advantest.co.jp/
  • 半導体・液晶製造装置業界に属し、半導体・部品テストシステムの製品群とテスト・ハンドラやデバイス・インタフェース等のメカトロニクス関連製品群の製造・販売を主な事業内容とし、その他にこれらに関連する研究開発および保守・サービス等の事業活動を展開している。
  • 株式会社アドバンテストアカデミー
  • 株式会社アドバンテストの社内教育を請け負う関係会社で、ビジネススキル研修やテクニカル研修などの企画運営や新入社員教育などを行っている。

※文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2011年6月時点のものです。

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